国際親善試合3月29日の結果

アイルランド追いつけず

アイルランド 2-3 ウルグァイ

サッカーアイルランド代表は3月29日、ダブリンにウルグァイ代表を迎え親善試合を行いました。
アイルランドは26日のユーロ予選に引き続き行った試合で、主力のキーン（Robbie Keane）やドイル（Kevin Doyle）を休ませて臨みました。

序盤、ウルグァイが先制しましたが、すぐにアイルランドが追いつきました。
しかし、その後2点を入れられ1-3と2点のビハインドで折り返します。

後半に入り3分、PKで1点を返し、反撃を試みたアイルランドでしたが、その後得点できず、2-3で敗れました。

これで6月までしばらく国際試合はお休みです。再開後、またユーロ予選突破を目指し頑張ってほしいと思います。

国際親善試合3月27日の結果

スコットランド完敗

王者ブラジルと親善試合

ブラジル 2-0 スコットランド

ヨーロッパのあちこちでユーロ2012のグループ予選が行われた週末、試合のないスコットランドはイングランドのエミレイツスタジアム（Emirates Stadium）（ロンドン）でブラジルと親善試合を行いました。ロンドンはブラジルにとってもアウェーですが、精神的にはよりアウェーであるスコットランドがアウェー扱いで王者ブラジルに挑みます。
観客席は黄色も目立ちますが、圧倒的多数は地理的ホームのスコットランドサポーターで、スコットランドコールや"Flower Of Scotland"が鳴り響きます。

スコットランドの先発GKはマクレガー（Allan McGregor）、FWはミラー（Kenny Miller）のワントップで4-5-1のシステムです。

序盤はブラジルがチャンスを作りますが、スコットランドは体を張ってよく守り、ブラジルの再三の決定的チャンスはGKマクレガーやDF陣、そてクロスバーが何とか阻止します。

その後スコットランドは防戦一方で、相手陣営へボールを運んでもパスがつながらず、前半42分、ネイマールに先制ゴールを許してしまいます。ブラジル 1-0 スコットランド

アディショナルタイム3分も消化し、スコットランドは1点のビハインドで後半につなぎます。

後半、両チームとも選手交代はありません。

スコットランドは前半より積極的に攻めますがなかなか相手の守備を崩せません。

後半12分、スコットランド最初の交代です。MFマカーサー（James McArthur）を下げ、バナン（Barry Bannan）を投入します。
そして後半20分、スコットランドはFKを得たところでDFウィテイカー（Steven Whittaker）に代えてMFコモンズ（Kris Commons）を投入します。このFKをスコットランドは生かすことができません。
更に後半28分、DFベラ（Christophe Berra）を下げウィルソン（Daniel Wilson）の投入です。

後半32分、ブラジルのネイマールがスコットランドPA内で倒されPKを与えてしまいます。蹴るのは倒されたネイマール。これを決められ、スコットランドは突き放されます。ブラジル 2-0 スコットランド

ブラジルはその後も容赦なく攻め、スコットランドはなんとかCKやスロー・インに逃れます。

スコットランドは後半34分、MFアダム（Charlie Adam）に代えてFWスノッドグラス（Robert Snodgrass）を、後半40分にはミラーを下げ、FWマケイル-スミス（Craig Mackail-Smith）を入れてきましたが、得点に結びつきません。

そして後半アディショナルタイム、モリソン（James Morrison）に代えカウィー（Don Cowie）を投入しますが、これも奏功せず、結局スコットランドが完封負けを喫しました。

それにしても、身体的にも技術的にもブラジルとスコットランドの差は歴然とし、内容は得点以上に差があったといえます。

スコットランドとしては、この試合で足りないところがはっきり見えていましたから、6月のユーロ予選再開に向けてしっかり調整してほしいと思います。

ユーロ2012予選3月26日の結果

ウェールズ未だ勝ち点なし

ウェールズ 0-2 イングランド

ウェールズはホームにイングランドを迎えました。ウェールズは今大会絶不調で3連敗中です。
イングランドは試合開始わずか7分にランパード（Frank Lampard）が、前半15分にベント（Darren Bent）がゴールし、優位に試合を進めました。
ウェールズはその後得点を与えませんでしたが、自ら得点することもなく、グループ首位のイングランドに完封負けを喫しました。
それにしても後半荒れまくりのウェールズはイェローカードが後半だけで4枚と後味のよくないゲームでした。
ギグス（Ryan Giggs）引退後のウェールズは得点力のなさが如実で、4連敗、得点1、失点8と最下位から抜け出せないでいます。

グループG　その他の結果
　ブルガリア 0-0 スイス

アイルランド、トップ３に着ける

アイルランド 2-1 マケドニア

アイルランドはホームでマケドニアと対戦しました。アイルランドのGKはウェストウッド（Kieren Westwood）で、前線はキーン（Robbie Keane）とドイル（Kevin Doyle）の2トップ、4-4-2の布陣で臨みました。
このグループでは伏兵アルメニアが好調で、この日はロシアと堂々と引き分け目下2位につけています。アイルランドは何としても勝ち点3を取り、勝ち点でスロバキア、ロシアと並ばなければなりません。

試合はキックオフわずか2分足らず、まずはマギーディー（Aiden McGeady）が中央やや左よりからグラウンダーのミドルシュートを放つと相手GKが伸ばした手をかいくぐりGOOOAL!!　アイルランド、早々と先制！　アイルランド 1-0 マケドニア　まさにオープニングゴールです。
この後、ドイルが負傷退場し、ロング（Shane Long）が入ります。
不吉な予感がよぎったアイルランドでしたが、全半21分、FKを得たアイルランドは、ウィラン（Glenn Whelan）が中央からダイレクトで狙うとボールは相手GK正面。と思いきやこれをファンブル。そこに飛び込んだキーンが蹴りこみGOOOAL!!　ラッキー！しかしその場所にいたキーンは偉い！アイルランド 2-0 マケドニア
しかし前半終了間際、アイルランドに守備の不徹底が生まれます。GKウェストウッドの飛び出しが裏目に出てゴールを許してしまいます。しかし、これは映像で見る限り、相手チームのオフサイドのようですが・・・アイルランド 2-1 マケドニア
アイルランドが1点をリードし後半に突入です。

後半3分、ロングが相手DFの「跳び蹴り」に会い負傷しますが、カードはイェロー止まりです。一発レッドでもおかしくないような危険プレーでした。ロングは一旦ピッチを去りますが、すぐに頭に包帯をし、拍手の中で復帰です。

その後マケドニアが優位に試合を運び、後半30分、マケドニアは決定的なシュートを放ちますが、GKウェストウッドが左足一本で阻止！　事なきを得ました。

後半32分、アイルランドはギブソン（Darron Gibson）を下げファヒー（Keith Fahey）を入れます。
更に後半42分、マカーシー（James McCarthy）が入りキーンが退くと大きな拍手が沸き上がります。ロビー、お疲れ。次も頼むよ。

その後、アディショナルタイム3分を持ちこたえたアイルランドがなんとか勝利しました。

グループB　その他の結果
　アルメニア 0-0 ロシア（好調アルメニア、ロシアと互角）
　アンドラ 0-1 スロバキア

ユーロ2012予選3月25日の結果

北愛先制点を守れず
セルビアに逆転負け

セルビア 2-1 北アイルランド

ユーロ2012ポーランド/ウクライナの予選、グループCの北アイルランドはアウェーでセルビアと対戦しました。
北アイルランドはエースアタッカーのヒーリー（David Healy）がベンチスタートで、ラファティー（Kyle Lafferty）をワントップとし、ブラント（Chris Brunt）をトップ下に置いた4-4-1-1の布陣で臨みました。
試合が動いたのは前半40分、ブラントの右サイドからのFKをマコーリー（Gareth McAuley）が頭で合わせると、きれいな弧を描いて相手GKの上を通りGOOOAL!!　北アイルランド先制！ セルビア 0-1 北アイルランド

北アイルランドが1点のアドヴァンテッジを持ち後半に入りました。後半、北アイルランドはラファティーに代えヒーリーを入れてきました。

しかし、形勢は逆転します。
後半13分、26分と北アイルランドの守備が崩壊、逆転を許してしまいました。　セルビア 2-1 北アイルランド

北アイルランドは今回不調で荒れ狂っているセルビアからアウェーとはいえ勝ち点を奪えず、今後の展開が難しくなりました。

次は3月29日、ホームでスロベニア戦です。何が何でも勝ち点3を取らなければなりません。

グループCその他の結果
　スロベニア 0-1 イタリア

ユーロ2012予選3月の予定

さあ、しっかり上位固めをしよう

久しぶりにユーロ2012のグループ予選が行われます。アイルランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの対戦は以下の通りです。

グループ B
　3月26日　アイルランド－マケドニア
　　　　　　　アルメニア－ロシア
　　　　　　　アンドラ－スロバキア

グループ C
　3月25日　セルビア－北アイルランド
　　　　　　　スロベニア－イタリア
　3月29日　北アイルランド－スロベニア
　　　　　　　エストニア－セルビア

グループ G
　3月26日　ウェールズ－イングランド
　　　　　　　ブルガリア－スイス

グループ I
　3月25日　スペイン－チェコ
　3月29日　リトアニア－スペイン
　　　　　　　チェコ－リヒテンシュタイン

グループ I のスコットランドは今節試合がありません。その代わり、3月27日、英国のロンドンでブラジルと親善試合を行います。

今週末、私は忙しくなりそうです。

BBCが震災情報募集

日本からの「声」を募集

英国の公共放送BBCは東北関東大震災を連日大きく伝えていますが、現在、福島県在住の人を中心に日本からの体験情報を求めています。
私は特にBBCとは何の関係もないのですが、関心のある方はこちらをどうぞ。

Jリーグ第2節中止

東北関東大震災

本来なら、今日、J1第2節、ホームにモンテディオ山形を迎えたアルビレックス新潟の記事を書く予定でしたが、3月11日に発生した東北関東大震災により、J1、J2の全試合が中止になりました。

残念ですが、この時期にスポーツイベントをやっている場合ではありません。Jリーグとしては珍しく迅速な決定でした。

選手、選手の家族の中には被災地と密接な関係を有することもあると思います。

この地震のニュースはアイルランドでも大きく伝えられ、就任したばかりのエンダ・ケニー首相（Taoiseach Enda Kenny）も支援を申し出ています。

被災地の方々には心からお見舞い申し上げます。

ヴェルダ・マーヨ ／Verda Majo

★あらしの中のささやき

私の手許に95Portraits 先駆者たちの肖像 明日を拓いた女性たち（鈴木裕子監修，ドメス出版，東京，1994）という書籍があります。まだ女性の地位が低かった時代、社会に大きな影響を与えた95人の女性たちの、まさに肖像が描かれています。
その中に長谷川テルが収められています。

先駆者たちの肖像（ドメス出版，東京，1994）より

長谷川テルは日本のエスペランティストの間ではよく知られた女性で、本名は長谷川照子です。99年前の3月7日、山梨県で生まれました。
「望郷の星」というタイトルでテレビドラマ（ドキュメンタリー）化されたこともあるので、エスペランティストでない方でもご存じかもしれません。

テルは現在の奈良女子大学に入学しましたが、学生時代にエスペラントを学んだためか「思想問題」で退学の憂き目に会いました。

その後、タイピストなどとして働いていましたが、24歳でエスペラントを通じて知り合った中国人と結婚し、25歳の時、中国へ渡りました。中国では一時「敵国人」として迫害を受けましたが、夫や支持者達の支援で中国で働くことができるようになりました。

中国では放送を通じて日本人、日本の軍人に向けた反戦運動を展開します。
彼女は呼びかけます。「この戦争は聖戦ではない。敵は海の向こうの中国にではなく、日本にいるのだ。」
筆名はVerda Majo（ヴェルダ・マーヨ＝緑の五月）で、日本では特に当時の都新聞（現、東京新聞＜中日新聞）によって「嬌声売国奴」とまでののしられました。

「ぞうど売国奴とお呼びください。私は決して恐れません。」
日本を愛すればこその放送でした。

侵略を繰り返した軍国主義日本は結局「敗戦」という形で第二次世界大戦を終えました。

彼女の行動は国家権力に従うこと、国家権力を支持することが本当の愛国心を意味するわけではないことを教えてくれます。

自分の国を冷静に見、他国を冷静に見、冷静に判断すること。国を愛するというのはそういうことから始まるものかもしれません。

彼女については来年の同じ時期に生誕100年ということでもう少し詳しく書こうと思います。

J1第｣1節 アウェー 福岡戦

昇格福岡に鉄槌！

J1第1節、アビスパ福岡×アルビレックス新潟は3月5日、レベルファイブスタジアムで行われ、遠方にもかかわらず新潟からも多くのサポーターが駆けつけました。

試合は序盤こそ福岡ペースで進みましたが、スコアレスで折り返した後半7分、サイド攻撃からチョ・ヨンチョルのパスをミシェウが蹴りこみGOOOAL!!　新潟先制！　福岡 0-1 新潟

更に後半24分、やはりヨンチョルのパスをブルーノ ロペスが浮かし気味にヘディングすると、これが決まってGOOOAL!!　 新潟が突き放す！　福岡 0-2 新潟

攻撃の手を緩めない新潟は後半30分にもDFの藤田がグラウンダーでGOOOAL!! 新潟ダメ押し！　福岡 0-3 新潟

その後守備も固めた新潟が完封勝ちし、J1に昇格したばかりの福岡の出鼻をくじきました。

次節はホームで山形と対戦です。隣県同士、多くのサポーターを集めることと思いますが、是非連勝してほしいものです。

アイルランド議会全議席確定

共和党、地滑り的敗北!!!

日本時間3月1日の夕方になって、最後まで激戦だったゴルウェー・ウェスト（Galway West）選挙区の議席が決まり、全166議席が確定しました。
ゴルウェー・ウェスト選挙区では現在も再チェックが行われています。この選挙区では最後の議席をフィナ・ゲール（Finne Gael＝FG）が競り勝ちました。
結果は以下の通りです。（　）内は2007年の総選挙結果です。

フィナ・ゲール（Finne Gael＝FG）　76（51）
労働党（Labour Party＝LP）　　　　37（20）
共和党（Fianna Fáil ＝FF）　　　　　20（78）
無所属（Independent＝IND）　　　 15（5）
シン・フェイン（Sinn Féin＝SF）　　 14（4）
社会党（Socialist Party＝SP）　　　　2（0）
People Before Profit Alliance　　　　  2（0）
緑の党（Green Party＝GP）　　　　　0（6）
その他　　　　　　　　　　　　　　　　 0（2）

第一党のFGも過半数には至らず、連立政権を組まざるを得ません。ただ、FGは伝統的にLPに近く、この2党で政権を作ることになりそうです。

緑の党は何を血迷ったのかFFと連立を組み、国民を裏切ってしまいたためか、今回は全滅しました。
FF＋LPも過半数とはいえ、SF等とも協力をしていかないと円滑な議会運営ができないと思われます。

とにかく、現在の経済危機から脱出することを中心に据え、しっかりとした国家運営を行ってほしいものです。

少なくとも日本よりは希望が持てそうです。