2016/11/13

W杯ヨーロッパ予選第4節

アイルランド単独首位
ウェールズ勝ちきれず
北アイルランド完勝
スコットランド完敗

 ワールドカップ2018ロシア大会ヨーロッパ予選第4節は11月11日から行われていますが、仕事が込み入っていて、日本時間深夜~早朝に行われる試合はリアルタイムで経過を追うことができませんでした。

 後でUEFAのサイトを見てみると、グループ3位の北アイルランドは2位のアゼルバイジャンをホームに迎え、前半2点、後半2点を挙げてアゼルバイジャンに完封しょうりしました。この結果、グループCではドイツに次いで北アイルランドが2位に浮上しました。

 同じ日に行われたグループFではスコットランドがアウェーでイングランドに挑みました。結果は0-3と完敗で、来年のホームゲームでリベンジを試みます。

 グループDのウェールズはベイルが前半30分に挙げた1点を守っていましたが、後半終了間際に同点に追い着かれてしまいました。従って、2位セルビア、3位ウェールズの勝ち点差は2のままです。
 同組のアイルランドはオーストリアと対戦し、後半3分にマクリーンが挙げた1点を守り切り、アウェー勝利を飾りました。この結果、前節まで同じ勝ち点差ながらセルビアに次いで2位に着けていたアイルランドはここで首位を奪いました。

 第5節は来年3月に行われます。

【11月11日】
グループC
北アイルランド 4-0 アゼルバイジャン
グループCその他の結果
サンマリノ 0-8 ドイツ
チェコ 2-1 ノルウェー

グループF
イングランド 3-0 スコットランド
グループFその他の結果
マルタ 0-1 スロベニア
スロバキア 4-0 リトアニア

【11月12日】
グループD
ウェールズ 1-1 セルビア
オーストリア 0-1 アイルランド
グループDその他の結果
グルジア 1-1 モルドバ

2016/10/16

核発電所にNo!

それでも強引に核発を推進するか?

 10月16日に行われた新潟県知事選挙で、新人の米山隆一氏が自民党、公明党という国政与党の推す森民夫候補を破り、当選を確実にしましした。

 米山候補は、前の泉田知事と同様、柏崎刈羽の核発電所(いわゆる原発)の再稼働に「反対」とは言っていませんが、福島の検証が済まないうちに再稼働を認めるわけにはいかないとしています。

 ただ、米山氏を選んだ県民にしてみれば、明らかに「核発電所再稼働反対」ということです。

 今回の知事選では、再選を目論んでいた泉田幸彦前知事が理由にならない理由で立候補を取りやめたため、候補者としては予想外の顔合わせになりました。

 聞くところによれば、泉田知事時代、県の職員が国へいろいろ要望(いわゆる陳情)しようとしても、「まずは知事を代えてからだろう。」と取り合ってもらえなかったそうです。そんなことも影響して泉田前知事の「勇退」につながったのではないかと私は推測しています。あるいは、もっとえげつないまでに強力な圧力があったのかもしれません。

 さあ、これで知事を代えましたよ、国政与党さん。これからはちゃんと真面目に新潟県の話を聞いてもらえるでしょうね。

 それにしても情けないのは民進党です。民進党から国政に出ようとしていた米山氏をまともに支援できないのですから。そんなに企業内労組が怖いですか?

 地元の経済は心配です。しかし、本来、核発電所の地元だって好き好んで核発電所をで誘致したわけではなく、他に基幹産業と呼べるものがないからなのだろうと思います。
 しかし、もっと何もないところでも工夫しながら運営している自治体だってあります。

 それを行うのが首長たるものの仕事です。

 ただ、県知事には再稼働を阻止する権限はないので、最悪の場合、核発電所の地元と中央政府が結託し、強引に核発を推進していく可能性もあります。 

2016/10/12

W杯ヨーロッパ予選第3節

アイルランド2位浮上
ウェールズ勝ちきれず
スコットランド、北アイルランド零敗

 ワールドカップ2018ロシア大会ヨーロッパ予選第3節は10月9日11日まで行われました。
 
 アイルランドはアウェーでモルドバと対戦しました。
 試合開始早々に左サイドを駆け抜けたロングがパスを受けそのままシュート。これが決まってアイルランドが先制しました。しかし、前半アディショナルタイムに追いつかれ、同点で折り返します。
 後半も攻めるアイルランドは後半24分、相手ゴール前の混戦から最後はマクリーンが押し込みアイルランドが勝ち越します。
 そして後半31分、右ゴールラインぎりぎりからコールマンが折り返しのパスを送ると、飛び込んだマクリーンがゴールし、アイルランドは決定的な3点目を得ました。
 試合はこのまま終了し、アイルランドがアウェーで勝利しました。
 
 ウェールズはホームにグルジアを迎えました。
 ウェールズは前半10分、ウィリアムズのCKをベイルが頭で合わせ先制しました。
 しかし後半12分、流れの中から失点し、結局引き分けに終わりました。

 グループDのもう1試合はセルビアがオーストリアに競り勝ち、勝ち点7でアイルランドと並び、得失点差でセルビアが首位、アイルランドが2位につけています。

 10月11日に行われたグループDの試合では北アイルランドがアウェーで、試合開始早い時間帯でドイツに立て続けに奪われた2点を挽回できず、零敗しました。
 アゼルバイジャンが好調なグループCにあって、北アイルランドは現在3位です。

 また、グループFのスコットランドもスロバキアに完敗し、現在グループリーグ4位と苦しい立ち上がりです。

【10月9日】
グループD
ウェールズ 1-1 グルジア
モルドバ 1-3 アイルランド
グループDその他の結果
セルビア 3-2 オーストリア

【10月11日】
グループC
ドイツ 2-0 北アイルランド
グループCその他の結果
チェコ 0-0 アゼルバイジャン
ノルウェー 4-1 サンマリノ

グループF
スロバキア 3-0 スコットランド
グループFその他の結果
スロベニア 0-0 イングランド
リトアニア 2-0 マルタ

 全グループで第3節まで終えましたが、ここまで3戦全勝しているのはグループBのスイス、グループCのドイツ、グループHのベルギー、ギリシャの4チームだけです。

 グループCのアゼルバイジャン(現在2位)、グループFのリトアニア(現在2位)、グループGのアルバニア(首位、2位との勝ち点差1の3位)の健闘が目立ちます。

 また、チェコはグループCで勝ち点2の5位と低迷し、凋落傾向が続いています。

 W杯初参加のコソボは第1節で「歴史的な」勝ち点1を得ています。

 今年は11月に第4節が行われ、その後は来年3月まで中断します。今年中に大きな流れが見えてきそうです。

2016/10/09

W杯ヨーロッパ予選第2節

ラファティー爆発の北アイルランド大勝
アイルランド辛勝
スコットランド、ウェールズ引き分け

 ワールドカップ2018ロシア大会ヨーロッパ予選第2節が今日まで行われ、アイルランドはホームで後半11分に上げたコールマンのゴールを守り抜きグルジアに勝利しました。
 スコットランドはリトアニアの守備をなかなか崩せず、逆に少ないチャンスを決められ1点を追う展開になりました。
 しかし、後半44分、右サイドからのロングスローを頭でつなぎ、最後はマカーサーがゴールネットを揺らし、同点に追い着きました。
 なんとか勝ち点1を得たものの、スコットランドとしては攻め込みながらリトアニアの見事な守備を崩せず、ホームで勝利できませんでした。
 ウェールズは前半22分、アレンのゴールで先制しましたが、すぐにオーストリアに追い着かれました。しかし前半終了間際、相手のオウンゴールで勝ち越し、折り返しました。
 ホームで負けられないオーストリアは、後半3分、すぐに追い着き、その後試合は膠着します。
 結局、このまま引き分けに終わったウェールズは敵地で勝ち点1にとどまりました。
 北アイルランドはホームにサンマリノを迎え、勝ち点3が期待されたのですが、前半は26分にデイヴィスが上げたPKによる1点に留まりました。
 後半に入っても、ウェールズはなかなか追加点が奪えませんでしたが、後半35分、ファーガソンのクロスをボレーシュートしたラファティのゴールで得点すると、後半40分にはウォードが、そしてもはや試合が終了しようという後半アディショナルタイムにまたもやラファティがゴールし、終わってみれば北アイルランドが完勝しました。

 第2節を終わって、グループCではアゼルバイジャンが元気でドイツと並び勝ち点6を得ています。北アイルランドは勝ち点4でその次につけています。
 グループDはウェールズ、セルビア、オーストリアー、アイルランドが勝ち点4で競っています。グルジアとモルドバはまだ勝ち点がありません。
 グループFはイングランドが2連勝で首位に立ち、スコットランドとスロベニアが勝ち点4で追っています。スロバキアは2連敗で苦しいスタートです。
 
 予選第3節は明日からです。

【10月6日】
グループD
アイルランド 1-0 グルジア
オーストリア 2-2 ウェールズ
グループDその他の結果
モルドバ 0-3 セルビア

【10月8日】
グループC
北アイルランド 4-0 サンマリノ
グループCその他の結果
ドイツ 3-0 チェコ
アゼルバイジャン 1-0 ノルウェー

グループF
スコットランド 1-1 リトアニア
グループFその他の結果
イングランド 2-0 マルタ
スロベニア 1-0 スロバキア

2016/09/06

W杯ヨーロッパ予選第1節

スコットランド大勝 ウェールズ完封勝利
アイルランド、北アイルランド引き分け

 いよいよワールドカップ2018ロシア大会のヨーロッパ予選が始まりました。
 グループCの北アイルランドはアウェーでチェコを無得点に抑え、ドロー発進です。
 スコットランドもアウェーでの戦いでしたが、スノッドグラスのPKを含むハットトリックもあり、マルタを大差で突き放しました。ただ、欲を言えば、先制直後の失点は余分だったかもしれません。
 アイルランドは試合開始早々に先制したものの、後半に逆転され、なおも攻め続けられましたが、終盤の後半36分、CKからのクロスをマーフィーが頭で叩きこみ、アウェーで引き分けました。
 ウェールズヴォークスアレン、そしてベイルがゴールし、後半アディショナルタイムに得たPKをベイルが決め、4-0でモルドバを一蹴しました。

 予選ラウンド第2節は10月に行われます。

【9月4日】

グループC
チェコ 0-0 北アイルランド
グループCその他の結果
ノルウェー 0-3 ドイツ
サンマリノ 0-1 アゼルバイジャン

グループF
マルタ 1-5 スコットランド
グループFその他の結果
スロバキア 0-1 イングランド
リトアニア 2-2 スロベニア

【9月5日】

グループD
セルビア 2-2 アイルランド
ウェールズ 4-0 モルドバ
グループDその他の結果
グルジア 1-2 オーストリア

2016/09/01

間もなくW杯ヨーロッパ予選

 9月になりました。
 ヨーロッパサッカー界では、ユーロ2016が終わると間もなくワールドカップ2018予選が始まります。その「間もなく」がもう目の前で、今月4日に開始されます。

 この予選、1グループが6チームで9グループあり、各グループ首位が無条件で本大会(ロシア)に出場できます。各グループ2位のうち成績が上位の8チームがプレーオフを行い、勝利した4チームが本大会出場です。

 ヨーロッパの出場枠は14チームですから、これに開催国のロシアを加えたヨーロッパチームが本戦で戦うことになります。

 どのグループもアジアから見れば強豪ぞろいですが、アイルランドウェールズはグループDでオーストリア、セルビア、モルドバ、グルジアと同じグループです。

 スコットランドはグループFで、イングランド、スロバキア、スロベニア、リトアニア、マルタと同組です。

 また、北アイルランドはグループCでドイツ、チェコ、ノルウェー、アゼルバイジャン、サンマリノと戦います。

 ユーロ2016で著しい躍進をみせたウェールズの戦い方が一番の注目かもしれません。そのウェールズは9月5日、ホームでモルドバと対戦します。

 なお、アジア最終予選は今日から始まり、日本はホームにアラブ首長国連邦を迎えています。

 日本代表にはアルビレックス新潟から誰も選ばれていませんので、当面はヨーロッパ予選に注目します。

2016/08/31

どうなる東電柏崎刈羽

 アルビレックス新潟が好きだからというわけではありませんが、私は東北でも関東でも北陸でもない新潟には強い関心を持っています。

 そんな中で東京電力(東電)柏崎刈羽核発電所(いわゆる原子力発電所)の再開を巡る泉田新潟県知事の確固たる姿勢に共感してきました。

 その強硬姿勢のためかどうか、今回、泉田知事は10月の知事選への立候補表明を撤回すると発言しました。背景には地元有力紙である新潟日報との軋轢があったやに報じられています。

 事実はどうなのでしょうか?そして泉田知事の本心はどうなのでしょうか?

 次の知事選を巡っては、長岡市長の立候補がとりざたされる一方、新潟県の自民党、民進党など各政党は泉田知事への推薦を保留したままです。恐らくは長岡市長を推すのではないかと思われます。そうなると、支持基盤が崩れる泉田知事の当選は危うくなるでしょう。

 自民党は当然のごとく核発電所の再稼働を積極的に推進していますし、民進党は東電労組との関係から核発電所の稼働には前向きと思われます。この2つの政党が核発電所推進の候補者を推薦する可能性は十分にあり、その候補者が当選した場合、柏崎刈羽核発電所再稼働の動きは一挙に加速することでしょう。これは現政権にとって思うつぼです。

 それにしても、泉田知事の立候補撤退の理由は理由になっていませんし、新潟日報の反論もレベルが低過ぎます。子供のけんかみたいです。泉田知事のあの程度の発言が「圧力」ですか?
 
 表面的にはフェリー購入資金問題が原因のように言われていますが、「中央に物言う難しい県知事」、「東電を困らせる困った県知事」に対する嫌悪感があるようにも思われます。
 ただ、何しろ、経済産業省OBの泉田知事ですから発言に説得力があります。

 泉田知事は自分が正しいと思ったら政党の支持がなくても立候補すればよいのではないでしょうか。また、新潟日報も「圧力だ」とか「誤報と思わせるような・・・」とかわめき散らすだけでなく、県側の言い分もきちんと掲載し、県民に判断を仰げばよいだけのことです。片方の見解を掲載しないのですから、「誤報」ではなく、「不掲載」と言うべきです。誤った報道(誤報)ではなく、意図的な情報隠しです。

 核発電所に依存してきた地方都市にとって、それがなくなることは死活問題になりかねないことは理解できます。しかし、大きな目で見れば、核発電所の存在が決してその地方の利益につながるものではないことは福島が教えてくれました。
 もちろん、東電社員を含むその地域の人達の生活は保障されなければなりませんし、その一旦はこれまで核発電所推進を容認してきた日本国民全体が担うべきであるとも思います。

 新聞社は紙面でどれほど「格好いい」ことを言おうと、所詮は現在の経済システムの中で、広告主に牛耳られながら生きている一企業に過ぎないのでしょうが、それだけでは先が見えています。

 これまで、地方紙の中でリーダーシップを発揮し、優れた報道、出版を行ってきた新潟日報です。ここで自らの名を汚すような愚策はやってほしくありません。
 泉田知事も是非堂々と知事選に立候補していただきたいと思います。

 その結果落選すれば、それはそれで民意というものです。

2016/07/07

ユーロ2016準決勝

ウェールズ後半2発に沈む

ポルトガル 2-0 ウェールズ

 初めての本戦、初めての準決勝進出のウェールズですが、この試合はDFのデイヴィスとFWのラムジーが出場停止です。特にラムジーからのポールでゴールする場面が多く、ウェールズにとっては痛手です。

 試合は前半、ボール支配は互角なものの、ポルトガルが優勢に進めました。しかしウェールズの守りも固く、両チーム無得点で折り返しました。

 ウェールズにとっては、まずまず予想範囲内の展開です。

 後半になるとポルトガルが一挙に攻勢をかけ、ウェールズは後半5分にCKから、8分には流れの中で失点してしまいました。

 こうなると試合は一挙にポルトガルのペースです。ポルトガルはウェールズにボールを保持させつつも時間をうまく使い、ゴールを許しません。

 ウェールズはたまりかねたベイルが遠目からでもシュートしますが、相手キーパーに阻まれてしまいます。

 これ以上の失点はしなかったものの、ウェールズは完封負けを喫し、この大会はベスト4に終わりました。それでも、ウェールズにとってはメジャーの大会では最高に近いできでした。

 選手たちは年齢的にも一番乗っている時です。今度はワールドカップ予選でしっかり結果を残してもらいましょう。

2016/07/02

ユーロ2016ウェールズ!

ウィリアムズ、ロブソン=カヌ、ヴォークス
ウェールズ躍動 逆転勝利

ウェールズ 3-1 ベルギー

 ユーロ2016フランス大会で準々決勝に進出したウェールズはベルギーと対戦しました。

 ウェールズは試合開始間もなくの前半13分に失点してしまいましたが、前半30分、CKを得ると、ラムジーが蹴ったボールをキャプテンのウィリアムズがヘディング。これが決まってウェールズは前半のうちに同点に追いつきました。

 後半に入るとベルギーが攻め込み、ウェールズが凌ぐ展開が続きます。
 しかし、後半10分、後方からのロングフィードを右サイドで受けたラムジーがセンタリングすると、ゴール前でロブソン=カヌが一旦トラップしてから反転し、シュート。これが決まってウェールズは逆転に成功しました。

 こうなると追いつくしかないベルギーは次々にゴールに迫りますが、ウェールズはしっかり守り、後半40分、右サイドからグンターがクロスを送ると、5分前にロブソン=カヌに代わってピッチに入ったヴォークスがヘディングで決め、ベルギーを突き放しました。

 試合はこのまま3分のアディショナルタイムも消化し、ウェールズが逆転勝利で準決勝へ進むことになりました。

 この試合、ラムジーが今大会2枚目のイェローカードをもらい、次の試合に出場できないのは残念ですが、他の選手がしっかりカバーしてくれるでしょう。

 準決勝は7月6日に行われます。対戦相手はポルトガルですが、しっかり勝利し、決勝へ進出してほしいと思います。

2016/06/28

ユーロ2016R16アイスランド快挙だ!

イングランドを粉砕!

イングランド 1-2 アイスランド

 愉快、痛快この上ない結果です。

 ユーロ2016フランス大会決勝トーナメント、ラウンド16で、初出場のアイスランドはイングランドに挑みました。

 試合は開始早々の前半4分、イングランドがPKで先制しました。

 そのわずか2分後、アイスランドは相手陣営深くでスーローイン。これをアルナソンがヘディングで中央へ送ると、それを受けたDFのR.シグルズソンがシュート。これが決まってアイルランドは同点に追い着きました。

 更にアイスランドは前半18分、G.シグルズソンのパスを受けたシグソールソンがゴールし、逆転に成功しました。

 しかし相手はイングランドです。イングランドが試合を支配しアイスランドゴールを襲います。

 アイスランドはボールを圧倒的にイングランドに保持されながら、そしてシュートを打たれながらもしっかり守ってゴールを許さず勝利しました。

 アイスランドは準々決勝でフランスと対戦します。開催国にひとあわ吹かせることができるかどうか、注目です。

2016/06/26

ユーロ2016R16アイルランド

先制点守れず
アイルランド、フランスに逆転負け

フランス 2-1 アイルランド

 アイルランドは決勝トーナメント1回戦で地元フランスと対戦しました。スタジアム内は完全アウェーの状況です。フランスナショナルチームはホームで滅法強いことで知られています。アイルランドは過去5回フランスと対戦し、3引き分け2敗です。ただし、その2敗はいずれも0-1でした。

 試合は開始すぐに動きました。

 キックオフすぐに相手陣営へ攻め込んだアイルランドはPA内でロングが倒されると、レフェリーは即座にPAを示しました。蹴るのはイタリア戦で決勝ゴールを上げたブレイディーです。

 ブレイディーが相手GKの動きを見て冷静に蹴ったボールはポストに当たりながらもゴールに吸い込まれ、アイルランドは早々に先制しました。

 それ以後はほぼフランスのペースで試合が進みますが、アイルランドはしっかり守り同点ゴールを許しません。アイルランドもチャンスを作るもののゴールに結びつきません。

 前半はアイルランドが1点のアドヴァンテッジを持って折り返しました。

 しっかり修正してきたフランスはアイルランド陣内に攻め込み、後半12分に同点に追い着かれ、その4分後には逆転されてしまいました。

 更に後半21分、CBのダフィーが危険行為で一発レッドを受け、アイルランドは10人でのプレーを余儀なくされます。

 終盤、1人少ないながらアイルランドは果敢に攻撃を仕掛け同点を狙いますが、追い着くことができず、アイルランドのユーロ2016はベスト16に終わりました。

ユーロ2016R16ウェールズ

北アイルランド痛恨のオウンゴール

 ウェールズ 1-0 北アイルランド

 ユーロ2016フランス大会決勝トーナメントの1回戦(ラウンド16)は6月25日に始まり、第2試合はウェールズ vs 北アイルランドでした。

 試合は開始から両チームチャンスを作りますが、お互いにGKの好セーブもあり、なかなか得点できません。

 そんな中、後半30分、相手陣営へ攻め込んだウェールズはラムジーが中央から左サイドのベイルへスルーパスを送ると、それを受けたベイルがゴール前へ走りこんだ途中出場のロブソン=カヌを狙ってクロス。これを阻止しようと北アイルランドのCBマコーリーが右足を伸ばすと、クリアしたはずのボールはゴールマウスを越えてしまいました。ウェールズがオウンゴールで先制です。

 優位に立ったウェールズは残り15分をしっかり守り準々決勝進出を決めました。

ポーランドPK戦を制す
ラウンド16の第1試合、スイス vs ポーランドは前半にポーランドが先制し、後半スイスが追いつき、延長戦にもつれこみましたが、それでも決着がつかず、PK戦勝負になりました。
 PK戦ではスイスの2人目が外し、5人全員が成功させたポーランドが勝利しました。

クロアチア残念
グループD首位のクロアチアは第3試合で、グループリーグを3位というチームにとっては不本意な成績で決勝トーナメントに進出したポルトガルの挑戦を受けました。
 試合はクロアチアが優勢にするめるものの決定打が出ず、延長戦になりました。
 延長戦も後半、試合終了が近づき、第1試合に続いてPK戦かと思われた延長後半12分、ポルトガルが途中出場のクヮレズマのゴールで得点し、そのまま勝利しました。

 準々決勝でウェールズは7月1日、今日行われるハンガリー vs ベルギーの勝者と対戦します。

2016/06/25

弟1ステージの新潟

弟1ステージ最終節、勝利で締めくくり

 Jリーグは昨シーズンから年間を2ステージに分けて試合を行っていますが、今日、弟1ステージを終えました。

 優勝は鹿島アントラーズでした。

 アルビレックス新潟は初戦こそアウェーで勝利したものの、その後は苦戦し、16位以下の降格圏に沈むこともありました。

 しかし5月以降は守備を建て直し、しっかり守りきる試合が多くなり、引き分けも含め、コツコツと勝ち点を積み重ね、最終節を終えてなんとか13位で折り返すことになりました。

 守備はかなりしっかりしてきたものの、攻撃陣の奮起が待たれます。

 来週はもう弟2ステージが始まります。年間総合順位で降格圏にいないのはもちろん、優勝争いに絡んでほしいと思います。

2016/06/24

ナショナリズムの台頭?

UK votes to leave the EU(BBC)

 英国のEU残留/離脱を問う国民投票は6月23日に行われ、離脱51.9%、残留48.1%で英国民はEU離脱を選択しました。

 スコットランドでは離脱38.0%、残留62.0%、北アイルランドでは離脱44.2%、残留55.8%と残留が離脱を上回りましたが、ウェールズでは離脱52.5%、残留47.5%と離脱が残留を上回りました。
 投票率は72.2%でした。

 政党では労働党が残留を支持したものの、保守党では離脱と残留に別れたようです。ただ、離脱の動きを終始リードしてきたのは英国独立党(UKIP)と言われています。
 結果を受けて、UKIPのファラージ党首は「離脱派の勝利は英国独立の日だ。(Leave win marks UK independence day.)」と語りました。
 
 一方、スコットランドのニコラ・スタージョン首相(First Minister)は、スコットランドがEUに居場所を確保するため、可能な手順をすべて取る(to take all possible steps to secure Scotland's place in the EU)としています。また、彼女は「スコットランド独立を問う2回目の国民投票を行う可能性が高くなった。」とも述べています。

 北アイルランドでは残留が離脱を上回ったことを受け、シン・フェインはアイルランド統一のための国民投票が今や民主的な責務である(A referendum on a United Ireland is now a democratic imperative.)と主張しています。

 英国のEU残留か離脱かは英国民が決めることですが、UKIPに限らず、民族主義の流れが周辺諸国に及ぶ可能性があります。

 民族主義(ナショナリズム)は時として排他的愛国主義(ショーヴィニズム)につながる危険性を秘めています。

 「EUの実験」がどうなるのか。

 日本の報道では経済面のことが先行していますが、もっと不気味な気がします。

 大戦前夜でないことを願っています。

2016/06/23

ユーロ2016グループE6月22日

アイルランド決勝トーナメント進出

イタリア 0-1 アイルランド

 グループFの試合が終わり、その時点で残された予選突破枠は2チームです。ただ、どんな状況でもアイルランドは勝利するしかありません。

 試合は強固な守備を敷くイタリアに対し、アイルランドは前線へボールを送り、チャンスを狙います。一進一退の中で前半は両チームスコアレスで折り返しました。

 後半になってもなかなか試合は動かず、刻々と時間が過ぎていきます。

 後半33分、イタリアのシュートがポストに弾かれ、難を逃れたアイルランドはそこから猛攻を仕掛けます。

 そして間もなく試合が終わろうとする後半40分、途中出場のフーラハンが右サイドからクロスを上げると、相手DFと競りながらブレイディーがヘディングシュートを放ち、相手GKの手をかいくぐってボールはゴールネットを揺らしました。ようやく、ようやく先制です。

 あとはしっかり守るだけのアイルランドですが、イタリアも攻め込みます。

 しかし、最後まで得点を許さなかったアイルランドは勝ち点3を積み、3位で決勝トーナメント出場を決めました。

 もう1試合はベルギーが1-0でスウェーデンを破り2位で予選突破です。

 決勝トーナメントではアイルランドが地元フランスと、ウェールズが北アイルランドと対戦します。

2016/06/22

ユーロ2016グループC6月21日

粘った北アイルランド、決勝Tへ

北アイルランド 0-1 ドイツ

 グループCでは既にドイツとポーランドが勝ち点4を上げて予選突破を決め、ウクライナは予選敗退が決まっていて、北アイルランドが予選突破できるかどうかというのが関心事でした。

 試合は終始攻めるドイツ、守る北アイルランドとう展開で、シュート数もドイツ28に対して北アイルランドはわずか2で、よく1失点で凌いだというところです。

 もう1試合はポーランドがウクライナに1-0で勝ち、このグループでは1位ドイツ、2位ポーランド、3位北アイルランド、最下位がウクライナでした。

 そして、グループDの結果ではトルコが勝ち点3で3位になったものの、得失点差がー2、またグループAの3位、アルバニアも勝ち点3、得失点差ー2ということで、得失点差0の北アイルランドが抜け出し、決勝トーナメント進出を決めました。

 対ドイツ戦で、圧倒的にゲームを支配されながら、大量失点しなかったことが結果につながったと言えます。決勝トーナメントではウェールズと対戦する可能性もありますが、3位からの巻き返しなるかどうか、注目です。

2016/06/21

ユーロ2016グループB6月20日

ラムジー、テイラー、ベイル
ウェールズ3発快勝で決勝Tへ

ロシア 0-3 ウェールズ

 グループBの第3試合でウェールズはロシアと対戦しました。

 この試合に勝つしか予選突破の道がないロシアは立ち上がり、ウェールズゴールに迫ります。しかしウェールズはしっかり守り、前半11分、アレンからのスルーパスに抜け出したラムジーが相手GKをよく見て軽くループシュートを放つとボールはゴールに吸い込まれウェールズが先制しました。

 ウェールズは更に前半20分、中央を抜け出したテイラーがシュート。一旦は相手GKにはじき返されますが、このボールを拾い、再び落ち着いて流し込み、ウェールズが2-0と突き放しました。

 後半に入ってもウェールズは手を抜かず、後半12分、前線右サイドからラムジーが中央へクロスを送ると、反対側から走りこんだベイルが左サイドで捉えてシュート。これが決まって、この日のロシアの動きからは決定的と思える3点目を奪いました。

 ロシアもその後攻める場面を見せますが、最後のところでシュートに精度を欠き、試合はこのまま終了しました。

 ウェールズは勝ち点6でグループBの首位で決勝トーナメントへ進むことになりました。グループBのもう1試合はイングランド、スロヴァキアともに無得点で引き分け、イングランドが勝ち点5で2位で予選突破が決まり。3位になったスロヴァキアは勝ち点4で、予選突破に望みをつなぎました。

2016/06/18

ユーロ2016グループE6月18日

完敗で予選突破に黄信号

ベルギー 3-0 アイルランド

 アイルランドはグループEの第2試合で、まだ勝ち点0のベルギーと対戦しました。
 これより前に行われた試合でイタリアがスウェーデンに勝利し、グループリーグ突破を決めているため、もう1チームの予選突破に向けて、両チームとも勝ち点3がどうしてもほしい試合です。

 前半、ベルギーが圧倒的にボールを支配しますが、アイルランドはよく凌ぎ、両チームスコアレスで折り返しました。

 後半になると、アイルランドも少しずつボールを持つ時間が長くなりますが、スピードと機敏さでベルギーが勝り、後半3分にベルギーが先制します。

 さらに後半16分、そして25分に追加点を奪われ、万事休すでした。

 パスミスもありましたが、ベルギー選手のフィジカルの強さ、速さがアイルランドを圧倒していました。

 これで、グループEではイタリアが勝ち点6、ベルギーが勝ち点3、スウェーデンとアイルランドが勝ち点1で、数字の上ではどのチームも予選突破可能ですが、アイルランドが最終戦でイタリアに勝利して勝ち点を4にし、スウェーデンがベルギーに勝ち勝ち点4になった場合、アイルランドとスウェーデンは引き分けていますので、得失点差の勝負になり、今日の大量失点はアイルランドにとって相当の負担です。また、ベルギーとスウェーデンが引き分け、ベルギーが勝ち点4に留まったとしても、今日の試合でアイルランドに勝利しているベルギーが2位ということになります。

 いずれにせよ、アイルランドの予選突破にむけては、たとえ3位でもできるだけ成績を上げておく必要があります。とにかく、イタリア戦での勝利が必要です。

2016/06/17

ユーロ2016グループC6月16日

鮮やか北愛、ウクライナを完封

ウクライナ 0-2 北アイルランド

 ユーロ2016グループリーグCで北アイルランドは6月16日、ウクライナと対戦しました。
 6月13日、北アイルランドのサポーターがニース市内で遊歩道から転落死したため、北アイルランドの選手は喪章をつけて試合に臨みました。

 前半はボール支配、チャンスメイクもウクライナが優勢に推移しましたが、両チーム無得点で折り返しました。

 後半4分、FKを得た北アイルランドは左後方からノーウッドが送ったクロスにマコーリーが頭で合わせるとボールはゴールマウスに吸い込まれ北アイルランドが先制しました。

 その後はウクライナの攻撃に何度もピンチを迎えますが、とにかくしのぎ、後半アディショナルタイム、しかも間もなく試合終了という時、右前線深いところから途中出場のマゲニスがマイナスのクロスを送ると、それを捉えたダラスが強烈なシュート。これは相手GKに弾かれますが、そこに詰めていた、これも途中出場のマッギンが右足を振りぬくとボールはゴールネットに突き刺さりました。

 グループCのもう1試合はドイツとポーランドがスコアレスドローで、ウクライナを完封した北アイルランドはグループリーグ突破に望みをつなぎました。ウクライナはグループリーグ敗退が決まりました。

2016/06/16

ユーロ2016グループB6月16日

ウェールズ耐え切れず

イングランド 2-1 ウェールズ

 ウェールズはグループリーグ第2戦でイングランドと対戦しました。

 前半、イングランドが圧倒的にボールを支配する中、42分、ゴール前中央約27mで得たFKをベイルが見事に叩き込み、ウェールズはよい時間帯に先制しました。

 後半に入ってもイングランドの攻勢は変わらず、後半12分、同点に追いつかれてしまいました。

 なおも攻め続けるイングランドですが、ウェールズが必死に守り、隙をみてカウンター攻撃をかけます。しかし、なかなかシュートにまで持ち込めません。

 そのまま試合はアディショナルタイムに入り、引き分けかと思われた後半45+2分、ついにイングランドに均衡を破られてしまいました。

 そのすぐ後、ウェールズが人数をかけて相手ゴールに迫り、クロスにベイルが頭で合わせますがゴールをわずかに外れ、その後のホィッスルで試合が終了しました。

 昨日の試合でスロヴァキアがロシアに勝利していますので、このグループは各チーム2試合を消化し、勝ち点はイングランド4、ウェールズ3、スロヴァキア3、ロシア1となり、最終戦ではイングランド×スロヴァキア、ウェールズ×ロシアの戦いになるため、全チームに予選突破の可能性が残りました。

2016/06/14

ユーロ2016グループE6月13日

痛恨のオウンゴール

アイルランド 1-1 スウェーデン

 アイルランドはグループEの予選でスウェーデンと対戦しました。

 序盤はアイルランドのペースで試合がすすみ、アイルランドは絶妙のシュートを立て続けに放ちますが、なかなかゴールが割れず、前半は両チームスコアレスで折り返しました。

 後半3分、右前方、相手PAに近い位置でボールを保持したコウルマンがマイナスのクロスを送るとそれを受けたフーラハンがシュート。これがゴール右隅に突き刺さり、アイルランドが先制しました。

 試合は一進一退の攻防を示しますが、後半26分、アイルランドゴール前で相手のクロスをクラークがヘディングでクリアしようとしましたが、ボールは無残にもゴールネットを揺らしてしまいました。

 その後、なかなか得点のチャンスを生かせなかったアイルランドは初戦を勝利で飾ることができず、勝ち点1に留まりました。

 グループEのもう1試合はイタリアが2-0でベルギーに勝利しています。

2016/06/13

ユーロ2016グループC6月12日

ラファティー不発

ポーランド 1-0 北アイルランド

 グループCの北アイルランドはポーランドと対戦しました。

 試合は点差以上に終始ポーランドが優性で、GKマクガヴァンの好セーブはあったものの、後半31分にみせたラファティーのオーバーヘッドキックも決まらず、後半9分の失点をとりもどすことができませんでした。
 
 北アイルランドはシュートがわずか2本で完敗です。

 グループCのもう1試合、ドイツ×ウクライナは2-1とドイツが圧勝しました。後半アディショナルタイムに直前に途中出場したシュヴァインシュタイガーのゴールが圧巻でした。

2016/06/12

ユーロ2016グループB6月11日

ベイルの左足炸裂!

ウェールズ 2-1 スロヴァキア
(名前は全てウェールズの選手です。)

 いよいよ始まったユーロ2016フランス大会の2日目、ウェールズはスロバキアと対戦しました。

 試合は前半6分、ウェールズの中盤が突破されGKウォードと1対1の局面を作られシュート。ボールはウォードを抜けてゴールマウスへまっしぐらで失点。という場面でしたが、サイドから走りこんできたデイヴィスが滑り込んでゴールライン少し前でクリア。ウェールズは難を逃れます。
 
 すると前半10分、ウェールズはFKを得ます。蹴るのはベイル。ゴール正面27メートルから左足を振りぬくと、ボールはゴールマウスへまっしぐらに飛び込み、ウェールズが先制しました。

 後半16分に同点に追いつかれましたが、後半36分、ペナルティーアーク付近から相手選手を縫ってラムゼイが前方へパス。これをPA内で受けた途中出場のロブソン=カヌが冷静にゴールへ流し込み、ウェールズが勝ち越しました。

 そして試合は最後まで守り抜いたウェールズが初戦を飾りました。

 スロヴァキアには勢いがありましたから、前半6分にゴールを決められていたら結果がどうなっていたかわかりません。デイヴィスのスーパーセーブに感謝です。

  グループBのもう1試合、イングランド×ロシアは後半アディショナルタイムにロシアが劇的な同点劇を演じました。

 ウェールズの次の試合は6月16日、因縁のイングランド戦です。

2016/06/11

血が騒ぐ

ユーロ2016フランス大会開催

 ずっとブログ更新をサボっていましたが、いよいよユーロ本大会が始まりました。
 そうするとじっとしておられません。

 ボチボチと言いつつ、アイルランド、ウェールズ、北アイルランドを追っていきます。

2016/03/28

イースター蜂起100周年


1916 Easter Rising

アイルランドの真の独立のために

Easter Monday, 28 March, 2016

2016/03/02

連立与党惨敗

シン・フェイン、各地で健闘

 日本でも広く報じられているように、アイルランドでは総選挙が行われ、ほぼ開票作業が終了しました。残りは2議席です。
 これまでのところの議席数は以下のようになっています。

フィナ・ゲール(Finne Gael=FG)           49
共和党(Fianna Fáil=FF)               44
シン・フェイン(Sinn Féin=SF)            23
無所属(Independent=IND)             17
労働党(Labour Party=LP)              6
反緊縮-国民優先連合*
(Anti-Austerity Alliance-People Before Profit=AAA-PBP) 6
無党派連合(Independent Alliance=IA)      6
社会民主主義者(Social Democrats=SD)    3
緑の党(Green Party=GP)              2

*反緊縮-国民優先連合:私の拙訳です。緊縮政策に反対し、企業の利益より国民(労働者、消費者)の立場を優先させる、「左派」勢力です。

 2011年の総選挙ではそれまで政権党だったFFが78議席から一挙に20議席になり、第三党へ転落しましたが、今回はFGと連立を組んでいたLPが37議席から6議席へと前回のFF以上の落ち込みで、FGの減少(76→49)と、与党勢力が一気に凋落しました。そうは言ってもFGは第一党を保っています。
 FFは倍増しましたが、それでも44議席で、第一党に返り咲くことはできませんでした。

 代わって伸びたのがSFとAAA-PBPです。SFは2007年の総選挙で得た4議席から2011年には14議席へ伸ばし、今回23議席ですし、AAA-PBPに至っては少数とはいえ、0→2→6議席です。

 LPへの批判が著しかったことを考えれば、FG-LP連立の復活はありえないでしょうが、そうなると、第一党のFGがどこと連立を組むかということになります。議会の定数は158ですから、過半数になるためには80議席が必要です。FG+FFという大連立もありえるでしょうが、戦時中ならともかく、日本で言えば自民党-民主党連立みたいなもので、国民にとっては意味不明です。
 SFの中には民族主義者もいればマルクス主義者もいます。AAA-PBPはそもそもFG-LPのこれまでの政策に反対してきたグループです。

 組閣がうまくいかず再選挙になるのかどうか。
 まだしばらく混迷が続きそうです。

3月3日追記

 最後の2名が確定し、FFが1議席増え50議席に、LPも1議席増え7議席になりました。
 LPはかろうじて議会での発言権を確保しました。

2016/02/28

再開

 毎年、今頃に時期に同じようなことを言っていますが、しばらく休んでいたブログを再開することにしました。

 アルビレックス新潟の話題は特別な場合に限定し、あとは日々の話題、社会問題、アイルランド/スコットランド(サッカーを含む)に目を向けるようにします。

 なにしろ、2007年のブログ初日にはボソッと次のように書いていますから。

 みんなやってるブログなるものを始めてみました。
 日々感じたことをボチボチ書いていきます。