2017/05/22

安倍晋三よ、なぜ焦る?

改憲に掛ける思い

 内閣総理大臣安倍晋三は自民党の改憲案を年内に策定するよう指示したそうです。そうすぐに現実化するとは思えない憲法改正をなぜそれまでして急ぐのでしょう。自民党総裁の任期を延長し、総裁に居座るはずなのにです。

 以下は私の勝手な想像です。裏は取っていません。あくまでも想像です。

 1.安倍晋三は早晩総理を辞任するでしょう。
  1)森友学園、加計学園問題で窮地に追い込まれる。
    もしかすると法的には違反行為はないかもしれません。
    しかし、かなり深くこれらの問題に関与していた可能性があります。
  2)「関与していたら責任をとる」と大見栄を切っている。
  3)関連して"持病"が悪化する。

 2.従って、総裁任期延長は断念せざるをえません。

 3.そうなる前に"尊敬する"祖父から続く悲願である憲法改正を実現したい。

 等々と思うのは、安倍の立場に立てば理解できることです。

 総理辞任に関しては既に覚悟を決めたのではないでしょうか。1の1)、2)はどう考えても安倍が無関係とは言えないでしょう。

 頑張って、頑張って、辞任を年明けまで延ばすことで、その前に自民党の改憲案が作られます。

 どうでしょうか?考え過ぎ、言い過ぎでしょうか?

 それにしても全くコントロールの利かない与党自民党の姿は日本国民として恥ずかしい限りですし、それをまともに批判できない野党、特に民進党の体たらくも目に余ります。

2017/05/04

牙を剥いてきたぞ

ほら、やはり9条だ

 内閣総理大臣、安倍晋三は5月3日の憲法記念日に憲法改訂に言及しました。具体的には第9条に自衛隊条項を入れようというのです。目指すところは戦争放棄の放棄でであることは疑う余地がありません。
 ついでに、教育無償化まで憲法に盛り込むと言い出す始末です。
 憲法では教育を受ける権利を謳っていますから、無償化を言うのであれば、その下の法律レベルで十分でしょう。どのレベルまで無償化するかというのは、時代によって流動的かもしれませんし。

 憲法9条の廃棄を求める勢力は「野党」と言われる政党の中にもありますし、野党第1党の民進党の中にも自民党よりももっと激しく軍備を主張する議員もいます。日本維新の会や日本のこころなどは、公明党より、あるいは自民党内の一部の議員より、もっと忠実な「安倍の犬」です。(この言い方は犬に失礼ですが。)

 もちろん、憲法を変えていけないとはどこにも書いてありませんし、憲法には改正の手続きまで書いてあります。従って、必要に応じて憲法は変えればよいと思います。ただ、その場合、何をどう変えるかということを具体的に示さなければなりませんから、とにかく「憲法を変えよう」と言うのは本末転倒です。
 そして、そもそも、憲法の改正は国会が発議し、国民投票で決定するもので、そうた易くはありません。

 ただ、一方で、今議論されつつある共謀罪が成立すると、まさに第二の治安維持法となり、独裁国家の道を歩みかねません。

 ですから、改憲と共謀罪は表裏一体のものであると認識すべきです。

 権力者は、イデオロギーの如何にかかわらず、独裁者たろうとするものであることを私たちは肝に銘じておく必要があります。

 そして、安倍が敢えて憲法記念日に発言したことを極めて重く受け止めるべきだと思います。