11月7日
十月社会主義革命100周年
7 Ноября
100-летие Октябрьской Социалистической Революции
1917年11月7日(ユリウス暦10月25日)、レーニンが率いるヴォリシェヴィキによりロシアで革命が起き、1922年には世界最初の社会主義国家であるソビエト社会主義共和国連邦が成立しました。
その後ソビエト連邦がたどった歴史については肯定的な意見もありますが、ソビエト連邦が崩壊した現在、後継のロシアを含め革命を積極的に支持する人は少数と思われます。
しかし、「歴史に if(もし~ならば)はない」とは言うものの、「もしこの革命がなかりせば」と考えてみるのも悪いことではないと思います。
もし革命がおきなければ、中国共産党は生まれなかったかもしれません。
もし革命がおきなければ、NATOは結成されなかったかもしれません。
もし革命がおきなければ、朝鮮半島の南北分断はなかったかもしれません。
などなど。
そうすれば、日本が今置かれている状況も変わっていたでしょう。
一方、第二次世界大戦中の1941年に突如始まったドイツ軍の侵攻に対し、ソ連邦は「大祖国防衛戦」と称して、幾多の犠牲を払いながらも戦い、ナチスからヨーロッパ諸国を解放へと導きました。
それが第二次世界大戦の終結につながったことも事実です。
冷戦下での米国との競争は科学技術を大きく発展させました。
軍事的側面もありましたが。
いろいろな見方はあるものの、革命がおこったことは事実であり、それが今の世界につながっていること、今の世界が今のようにあることも事実です。革命を否定しようと肯定しようと・・・
そういった事実から私たちが何を学び何を得るかです。
それが、今の社会の何を是とし、何を否とするかにもつながります。
What's done is done,
and what's won is won,
and what's lost is lost and gone forever.
(フィル・コウルター「私の愛した街」より)