貴重な勝ち点3
サッカーJ1第31節 清水エスパルス×アルビレックス新潟は11月7日、アウトソーシングスタジアムで行われました。
清水はまだ優勝を狙える位置に付けていますが新潟は降格がヒシヒシと迫ってくる状況で、どちらにとっても勝利しか頭にない戦いです。
平日の夜ですが、新潟からのサポーターも大挙してアウェーゴール裏に陣取り、声援を送りました。
立冬をそのまま表したような寒いこの日は西北西からの風が強く吹き、特に新潟の選手たちはボールコントロールに手間取ります。
前半は圧倒的に清水のゲームで、新潟にとってはほとんどの時間帯を新潟陣内での守備に費やされました。
わずかに得たセットプレーのチャンスにもボールがつながる気配が全くみられず、いつ失点してもおかしくない状況でした。
しかし、若い清水といえども先日のナビスコ杯決勝戦の疲れがあるのか、最後のところで精度を欠きゴールに至らず、また、GK黒河を始めとする守備陣も踏ん張り、前半を無得点ながら無失点に抑え後半につなぎました。
後半、新潟は風上から風下へ攻めることになりますが、前半よりも風はやや弱まり、ボールコントロールが定まってきました。ただ、敵陣へ攻め入っても最後のところでシュートに至りません。何か萎縮してしまっているような感じさえうけます。
そんな重い空気の中、後半14分にCKを得た新潟はアラン・ミネイロが蹴ったボールをゴール前でブルーノ・ロペスと相手選手が競り合い、こぼれたところに飛び込んできた石川直樹が頭で合わせると、ボールはゴールポストに当たりながらゴールネットを揺らし、GOOOAL!! 新潟、待望の先制!ゴール裏は大歓声に包まれました。清水 0-1 新潟
数少ないチャンスで得た貴重な得点です。しかし、ここで油断してはいけません。相手は好調な清水です。
さらに新潟はたたみかけますが、清水も攻めに転じ、両チームの攻防が続きます。
残り15分を切ったあたりから、それまで動かなかった新潟ベンチはアラン・ミネイロに代えて藤田征也を送り、後半40分にはミシェウに代えて鈴木武蔵を投入するなど追加点を狙います。しかしなかなか追加点を奪えません。
終了間際にはゴールした石川に代えて大井健太郎を送って清水の最後のあがきを封じ、貴重な先制点を守りました。
残留争いを続けているガンバ大阪は粘って引き分けに持ち込んだため、勝ち点でガンバを追い抜くことはできず、新潟は得失点差でまだ17位のままです。大宮もしぶとく引き分け、なんとか残留が見えてきたようです。一方、神戸がこの日敗れ、再び降格候補に躍り(笑)出ました。
いずれにせよ、新潟としては毎回落とせない試合が続きます。相手チームの勝敗にもよりますが、自らが勝つことでJ1残留に向けて前進してほしいと思います。
サポーターとしても諦めずに応援を続けましょう。
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