2017/04/25

九州人だから?

辞任ではあるが・・・
民進党に批判する資格はあるか?

 相次ぐ不適切発言で、ようやく今村復興大臣が辞任の意向を示しました。本来は首相が罷免すべきなのでしょうが。

 一方、今村大臣を批判する野党の中にも与党時代にとんでもない人物を抱えていた政党があります。そう、松本龍を復興大臣に祭り上げた当時の民主党(現、民進党)です。
 宮城県知事が先に応接室で「お出迎え」しなかったのに腹を立てたのか、松本大臣のその後の言いっぷりは命令口調というか、恫喝そのものでした。
 民進党にはこんな人物がいたのですね。しかも当時の首相、野田佳彦はこういう人に大役を任せていましたし。今も似たような人がいるかもしれませんけどね。

 その松本大臣は会見で「私も九州の人間ですけん、ちょっと語気が荒かったり・・・」と言っていました。今回の今村大臣も九州人です。
 彼らが九州人の典型かどうかはわかりませんが、九州の方々はどうお思いでしょうか。

 それにしても、総理大臣の安倍晋三を始め、近年の政治家の発言の軽さは目に余ります。もっとも彼らを選んだのが私たちですから、責任は私たちにあるのでしょうが。

2017/04/08

どこまでアメリカに・・・

またもや愚行を

 米国は4月6日、シリアのアサド政権軍の空軍基地を攻撃したと発表しました。

 「アサド政権が化学兵器を使用した」というのが理由のようです。

 これに対して日本の総理大臣安倍晋三は米国政府の決意を「支持する」と語りました。

 もちろん、化学兵器の使用は許せないことです。
 しかし、アサド政権軍が化学兵器を使用したとする証拠はあるのでしょうか?

 思い出されるのは2003年に米国大領領ジョージ・ブッシュによって引き起こされたイラク戦争です。「イラクが大量破壊兵器を有する」という、ねつ造情報を根拠にしたものでした。当時の日本の首相、小泉純一郎は軽々とその行為を支持し、後に米国自身が過ちを認めたにもかかわらず、日本はいまだに反省すらしていません。

 今回の空爆と日本政府によるその支持が同じ轍を踏まない保証はありません。

 もしかすると、本当にシリア政府軍が化学兵器を使ったのかもしれません。だとすれば、きちんと根拠を示した上で行動すべきです。もちろん、空爆が唯一の「行動」ではありませんが。

 そうであったとしても、行動は今ではないでしょう。更に、日本政府は安易に「支持」を表明すべきではないでしょう。真に米国のことを思うなら、「ちょっと待て。」と言うべきではないでしょうか。

 せっかく反ISを巡って、ロ米関係がよい方向に向かおうとしていた時、また、米国では中米首脳会談が開かれている時です。

 軽率なトランプ。軽薄な安倍。

 明るい道筋が見えてきません。

 そもそも、第二次世界大戦以後、米国がアジアに介入してうまくいったことはありましたか?

2017/04/05

避難指示解除だが・・・

またぞろ飛び出す自己責任論


 去る3月31日と4月1日、2011年の東北大地震に伴う核発電所(いわゆる原子力発電所)事故のため避難指示が出されていた福島県の浪江町、川俣町、富岡町、飯館村の4町村で一部を除きその避難指示が解除されました。しかし、実際には多くの元住民の方たちが避難生活を続けたままです。

 これとともに、避難区域外から避難している世帯への支援が3月31日で打ち切られました。

 ここで必ずや言い出されるであろうと思っていたのが、「早く帰還しろよ。帰還せずに何か不都合がおこっても、帰還しないアンタが悪いんだよ。」という権力者による逃げの一言です。

 はからずも、昨日4月4日、国の責任を問われた今村雅弘復興大臣が言っちゃいました。「帰れないのは本人の責任。」と。しかも、こともあろうに「中傷誹謗しないでください!」と"逆切れ"する始末でした。
 記者会見のやりとりを視聴すれば、中傷誹謗したのは大臣自身ですが。

 そして、夕方は謝罪会見です。「感情的になりました。」と。

 まあ、本音 - 必ずしも今村大臣だけではなく権力者全体の ー 本音が出たということでしょうが、発言の中味もさることながら、「感情的になる」ような人は大臣にふさわしいとはとても言えません。どんな「感情的な」質問をされようともです。

 もっとも、内閣を統轄する総理大臣も十分感情的で軽薄な人間ですし、彼らを選んだのはほかならぬ私たち国民ですし、歯がゆい思いでいっぱいです。

 それにしても、これをまともに追及できない野党も情けないものです。