2012/09/23

J1第26節 アウェー 磐田戦

敵地でドロー

サッカーJ!第26節、ジュビロ磐田×アルビレックス新潟は9月22日、ヤマハスタジアムで行われました。
磐田は現在絶好調で、優勝を狙える位置にいます。磐田の立場になると、ここで下位の新潟をしっかり叩いて上昇気流に乗っていきたいところです。
一方の新潟としてはこれ以上負けるわけにはいきません。引き分けでも危うく、勝利が求められます。
磐田は新潟からのアクセスが悪い場所にありますが、この日のゴール裏には多くの新潟サポーターが結集しました。
秋分の日だというのに日差しは強く、試合前にはピッチに水がまかれました。

新潟の選手紹介の時にはご当地藤枝東高校出身で高校生時代にジュビロ磐田の強化選手だった大井健太郎の名前が呼ばれると、磐田サポーターからも盛大な拍手がおこりました。

新潟のこの日はブルーノ・ロペスミシェウの2トップで、前試合不調だったアラン・ミネイロはベンチ入りしませんでした。

試合は序盤、新潟が攻め込みます。しかしゴールは奪えません。
徐々に磐田がボールを支配するようになりますが、新潟DF陣は好調磐田の選手にもシュートを許しません。時折シュートしても枠を外したり、クロスは新潟DFがしっかり跳ね返したり、枠に飛んできたシュートはGK東口がしっかりセーブしてくれたりと、磐田優勢ながらも両チームスコアレスで折り返しました。

後半も新潟のパスはなかなかつながらず、磐田のパスはすんなり通してしまうという状況が続きます。
後半22分、柳下監督は田中亜土夢を下げ、矢野貴章を投入し、両サイドを入れ替えます。貴章は大分かつての貴章に戻ってきていて、身体能力の高さと速さを生かしピッチ内を駆け回ります。
しかし流れはなかかな変えることができず、磐田ペースで進みます。
新潟はその磐田も決定機を与えず、また、東口を中心とした堅牢な守備も機能し磐田にゴールを奪われません。

試合終了間際、新潟はブルーノ・ロペスに代え平井将生を入れます。

アディショナルタイムの表示4分が出されると、新潟はDFのキム・ジンスを下げ坪内秀介を投入します。これは守備固めということでしょうか?

そして間もなくタイムアップというところで貴章が右サイドをドリブル突破し、ゴールに迫るとラストパスをミシェウに出します。受けたミシェウは足にチョコンと当てただけでボールがゴールマウスに吸い込まれ、新潟ゴール裏からは歓喜の叫びが、磐田サポーターからは落胆のため息が聞こえました。

しかし、これはオフサイドの判定。貴章、ミシェウは執拗に食い下がりますが判定が覆ることはなく、間もなく残り時間を消化し両チームスコアレスで終了しました。

この日は残留争いをしているG大阪、大宮、C大阪が揃って勝ったため勝ち点差を広げられてしまいましたが、普通ならば優勝争いをしている磐田に敵地でドローとして評価される結果です。その意味を噛みしめ、残り試合全勝の意気込みで戦ってほしいと思います。

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