厳しい船出
日本ではW杯アジア最終予選、日本×イラクが行われたこの日、ヨーロッパでもグループ予選が各地で展開されました。スコットランド、ウェールズ、北アイルランドもホームで、アウェーで戦い抜きましたが、なかなか勝ちきれず、今後に課題を残す結果となりました。
【グループA】
敵地で惨敗
セルビア 6-1 ウェールズ
ウェールズはアウェーでセルビアに挑みました。
試合は序盤からセルビアがペースを作り、ウェールズは守備に追われます。そして前半15分に最初の失点をすると、24分にも失点し、セルビアに主導権を握られます。
ウェールズは前半30分、FKを得ると、ベイルが直接ネットを揺らしGOOOAL!! ウェールズが1点差に迫ります。
しかし、この後はセルビアのワンサイドゲームでした。
前半36分に追加点をあげたセルビアの攻撃は後半になってもとまらず、後半、10分、34分にゴールをあげ、ウェールズは4点差に突き放されます。そして終了間際にもダメ押しのダメ押しを決められアウェーとはいえ、なすところなく惨敗でした。
決めきれずドロー
スコットランド 1-1 マケドニア
スコットランドはホームにマケドニアを迎えました。
序盤、アウェーのマケドニアが果敢に攻撃を仕掛けます。そして前半10分、CKを得たマケドニアはショートコーナーからスコットランドの右サイドを崩し先制しました。スコットランド 0-1 マケドニア
マケドニアはまた守備も堅く、スコットランドも相手陣営に攻め入るもののなかなかシュートに持ち込めません。
しかし前半43分、自陣でボールを奪ったスコットランドはマッキーが右サイドを駆け上がり、最後はファーサイドのミラーにグラウンダーのクロス。これをミラーがきっちり決めてGOOOAL!! スコットランド同点に追い着く! スコットランド 1-1 マケドニア
後半もスコットランドは果敢に攻めますが、アウェーのマケドニアの守備が堅く決定打がでません。マケドニアもカウンター攻撃からスコットランド陣営に襲いかかってきますがこちらも鉄壁の守備です。お互い譲らないままというか、最後のところでよく守り、結局ドローに終わりました。
勝ちきれなかったホームのスコットランドに対しては試合終了後サポーターからブーイングも出ました。
それにしても、この試合、もっともよく働いたのは両チームともGKではなかったでしょうか。決定的な場面をことごとくクリアーし、まさに最後の砦でした。
グループAその他の結果
ベルギー 1-1 クロアチア
【グループC】
アイルランドはこの日W杯予選の試合はなく、オマーンと親善試合を行いました。イングランドで行われたこのし合いでは 4-1 でアイルランドが勝利しています。
グループCその他の結果
オーストリア 1-2 ドイツ
スウェーデン 2-0 カザフスタン
【グループF】
痛恨のオウンゴール
北アイルランド 1-1 ルクセンブルク
北アイルランドはベルファストにルクセンブルクを迎え、ラファティーのワントップで攻撃します。
前半14分、アイルランドは相手陣営に走り込んだシールズがGOOOAL!! 北アイルランド先制! 北アイルランド 1-0 ルクセンブルク
前半は北アイルランドが1点のアドヴァンテッジで折り返しました。
後半も北アイルランドの攻勢は続きますが、前半にも見られた「不可解な判定」もあり、なかなか思うように得点に結びつきません。
このまま最小得点差での勝利かと思われた後半43分、相手選手が北アイルランドゴールーに向かって上げたクロスボールがDFマクギヴンに当たりコースを変えてしまいます。ボールはGKの頭を越してゴールマウスに飛び込んでしまいました。なんという不運!
そして、結局ドローで試合を終えました。
この試合、結末はアンラッキーといえますが、それまでの間に審判の「癖」をつかみ、得点できるところで得点しておかなければいけなかったと思います。
ルクセンブルクとしては0-1の敗戦でも「頑張った」と言われるのでしょうが、敵地で勝ち点を取ったことは驚きとともに賞賛に値すると思います。
ロシア、ポルトガルに割って入らなければならないグループFのチームとしてはこの引き分けは後に尾を引く可能性があるでしょう。
グループFその他の結果
ポルトガル 3-0 アゼルバイジャン
イスラエル 0-4 ロシア
0 件のコメント:
コメントを投稿