2012/10/27

J1第30節 ホーム 鳥栖戦

新潟、崖っぷち

サッカーJ1第30節、アルビレックス新潟×サガン鳥栖は10月27日、東北電力ビッグスワンスタジアムで行われました。東口順昭が怪我で離脱し、GKには黒河貴矢が入り、鈴木大輔が警告累積で出場停止でDFは村上佑介石川直樹大井健太郎キム・ジンス、ボランチが本間勲三門雄大、両サイドは藤田征也田中亜土夢、2トップはブルーノ・ロペスミシェウという先発の布陣でした。

この試合に先立って他会場で行われた試合で、大宮は柏を大量得点で破り勝ち点を36に上げ、ガンバ大阪は追い着かれたものの引き分けで勝ち点1を積み上げています。新潟はなんとしてもこのところ不調の鳥栖から勝ち点3を取り、とりあえずは16位には小浮上したいところです。

しかし、前半3分、あっさりと失点してしまいます。新潟 0-1 鳥栖

前半10分、三門が強烈なシュートを放ちますが枠外で得点できません。

その後も新潟は攻める場面は作りますが、鳥栖のDFを崩せません。

逆に前半38分、鳥栖に攻め込まれ2失点目を喫しました。新潟 0-2 鳥栖

前半2点のビハインドで折り返しました。

後半、新潟は征也に代え鈴木武蔵を、に代え酒井宣福を入れ局面の打開を狙います。

武蔵はよく動き、惜しいシュートもみせますが得点につながりません。

新潟は後半24分、亜土夢を下げ矢野貴章を投入し、とにかく得点を狙います。

しかし、セットプレーからのシュートも、流れからのシュートもことごとく跳ね返され得点できません。
そしてまた、新潟の選手にいまひとつキレがありません。

結局、前半の失点を取り返すことができず、新潟はアウェーの鳥栖に完封負けを喫しました。

この後で行われた神戸×川崎戦では神戸が粘って引き分けにもちこみ、残留争いをしているチームでは新潟だけが勝ち点を得ることができず、一歩後退の感は否めません。

極めて厳しい状況ですが、最後まで何がおこるかわからない勝負です。諦めず応援していきましょう。

2012/10/20

J1第29節 アウェー 大宮戦

好機を生かせず直接対決で引き分け

サッカーJ1第29節、大宮アルディージャ×アルビレックス新潟は10月20日、NACK5スタジアムで行われました。入場者数は当日券の販売ができないほどの大入りでした。
新潟サポーターも3000人を超し、大宮にも勝る大声援で選手を後押しします。

この日の新潟は、先発メンバーは負傷したGK東口順昭に代わり黒河貴矢が先発した以外ほぼいつも通りでしたが、FWの鈴木武蔵、DFの酒井宣福といった若い選手がベンチ入りしました。

試合は開始直後、新潟のブルーノ・ロペスがいきなりシュートを放ち、攻め込みます。
しかし序盤は両チームともしっかり守り、お互いにゴールを許しません。

新潟がやや攻め気味に試合を進めますが、大宮の強固な守備を崩すことが出来ません。

前半38分、ミシェウ→ブルーノ・ロペスとつないだボールをロペスが右のPA少し外からファーへグラウンダーのパスを出すと、そこへ走り込んだ本間勲が好判断で敵を引きつけつつスルーします。そのボールを拾った田中亜土夢が落ち着いて右足を振り抜くと相手GKを交わし GOOOAL!! 新潟が沈黙を破ります。大宮 0-1 新潟

その後、大宮も盛り返し、新潟に攻め入る場面を作り、後半44分、同点にされてしまいます。この失点は仕方なかったと思いますが、新潟は逆の場面で得点できなかったのが辛いところです。大宮 1-1 新潟

同点で折り返した後半、大宮のパスがつながるようになり、新潟は大宮の駆け上がりをなかなか阻止できません。

新潟は後半14分、藤田征也に代えて矢野貴章を送り、得点力アップを図ります。しかし、新潟のパスは相手のインターセプトでうまくつながらず、セカンドボールもなかなか拾えません。
貴章も往年のキレをなかなかみせてくれません。

後半34分、亜土夢に代えて武蔵を投入し、最後の賭けに出た新潟でしたが、結局最後まで勝ち越し点を奪うことができず、勝ち点1に留まりました。

ガンバ大阪が勝ったため、ガンバに抜かれまた17位に転落した新潟ですが、次節は調子を落としている鳥栖とホームで対戦します。ここはしっかり勝ち点3を奪いたいものです。

2012/10/17

W杯ヨーロッパ予選10月16日の結果

混戦を抜けるのは?

10月16日もヨーロッパ各地でワールドカップ2014ブラジル大会の予選が行われました。まだ半分を消化していませんが、そろそろ上位と下位の差がついてき始めました。

ウェールズ、スコットランド、下位に沈む

クロアチア 2-0 ウェールズ

ウェールズ前試合の勢いを失って競合クロアチアに零封され、1勝3敗で5位に後退です。

ベルギー 2-0 スコットランド

スコットランドはアウェーでベルギーになすところなく敗れ、2分2敗の勝ち点2で最下位に沈んでいます。このグループの面々をみると、このまま最下位という可能性もゼロではなく、奮起が待たれます。

グループAその他の試合結果
マケドニア 1-0 セルビア

アイルランド手堅く勝利

フェロー諸島 1-4 アイルランド

アイルランドはオウンゴールを含む4得点でフェロー諸島に快勝しました。ただ、このグループはフェロー諸島が最終的に最下位になる可能性が高いので順位決定にこの試合はカウントされない可能性もあります。
そうは言っても、今後につながる切れのよい動きを見せていたアイルランドの選手たちでした。

グループBその他の試合結果
ドイツ 4-4 スウェーデン
オーストリア 4-0 カザフスタン

北アイルランド、敵地で強豪と引き分け

ポルトガル 1-1 北アイルランド

北アイルランドは前半30分、ニール・マッギン(Niall McGinn)のゴールで先制し、試合を有利にすすめ、もしかすると敵地で勝利かと思わせましたが、そこはポルトガルも許さず、後半34分に同点にされ、そのままドローで終わりました。苦戦を強いられている北アイルランドですが、ポルトガルからアウェーで勝ち点を奪ったことは今後の自信につながるでしょう。

グループFその他の試合結果
ロシア 1-0 アゼルバイジャン
イスラエル 3-0 ルクセンブルク

2012/10/16

2014年、スコットランド独立の国民投票

独立への道は?

いささか旧聞になりますが、英国BBC放送によれば10月15日、スコットランドのサモンド首相(First Minister Alex Salmond)と英国のキャメロン首相(Prime Minister David Cameron)は2014年秋にスコットランドの英国からの独立を問う国民投票を行うことに同意しました。

サモンド首相スコットランド議会(Parliament)第一党のスコットランド国民党(Scottish National Party~SNP)に所属し、この党は英国からの独立を党是としています。

地下資源を武器に強気のスコットランドですが、もし国民投票で独立が否定された場合の影響は小さくありません。スコットランド政府にとって、独立への世論作りは急務です。そして、もし独立賛成が多数の場合、独立の時期、イングランドに住むスコットランド人の処遇等、多くの課題を抱えることになります。

どちらがよいのか当事者でない私にはよくわかりませんが、古来、欺瞞と略奪を繰り返してきたイングランドの呪縛から早く解き放たれたいと思う気持ちは理解できます。

いずれにせよ、平和裏に進められることを願います。

2012/10/13

W杯ヨーロッパ予選 10月12日の結果

ドイツ好調、トップを守る

サッカーワールドカップ2014ブラジル大会のヨーロッパ予選が各地で行われました。

ウェールズ初勝利

ウェールズ 2-1 スコットランド

前半23分、フレッチャーからモリソンにつなぎスコットランドが先制しましたが、後半34分、スコットランドPA内でウェールズのベイルが倒され(倒れ???)PKを得ると、これをベイル自身が決めて同点に追い着きました。
勢いに乗ったウェールズは試合終了間際にまたもやベイルがゴールし、逆転勝利しました。

グループAその他の結果

セルビア 0-3 ベルギー
マケドニア 1-2 クロアチア


アイルランド歴史的大敗

アイルランド 1-6 ドイツ

これまで幾度となく名勝負を演じてきた両チームでしたが、この試合はドイツが一方的に攻めまくり、世代交代真っ直中のアイルランドを圧倒しました。
試合開始しばらくの間は無失点でこらえたアイルランドですが、前半32分にドイツのロイスがゴールを奪うとその8分後にも再びロイスがゴールし、アイルランドは2点のビハインドを背負って後半に入ります。
後半もドイツが圧倒していました。
後半10分、ドイツはエジルがPKを決め、ほぼ勝利を手にすると3分後にクローゼ、更に3分後にクロースがゴールし、後半38分にはまたもやクロースが得点すると、アイルランドはアディショナルタイムに1点を返すのが精一杯でした。
ドイツは3連勝でグループCトップ、アイルランドは2試合を終えて1勝1敗となりました。
アイルランドは16日に行われるフェロー諸島戦でしっかり建て直しのきっかけをつかんでほしいものです。

グループCその他の結果

フェロー諸島 1-2 スウェーデン
カザフスタン 0-0 オーストリア


グループFの北アイルランドはこの日試合がありませんでした。

グループFの結果

ロシア 1-0 ポルトガル
ルクセンブルク 0-6 イスラエル


2012/10/11

天皇杯3回戦 福島戦

不覚:地域リーグに零敗

第回天皇杯3回戦アルビレックス新潟×福島ユナイテッドFCは10月10日、東北電力ビッグスワンスタジアムで行われました。
福島はJFL昇格を目指す地域リーグに所属するクラブで、新潟から見ると3段階下のカテゴリーになります。このチームとは9月23日に練習試合を行い、新潟が5-0で勝っています。

その試合で2ゴールした平井将生矢野貴章と2トップを組み先発です。GKはベテランの小澤英明ですが、DFには大井健太郎坪内秀介に加え川口尚紀酒井宣福といった若いメンバーを送り出しました。

試合は思わぬ展開になります。

試合開始直後、ボランチの菊地直哉が負傷離脱し、代わりにDFの増田繁人が入ります。そして宣福がいきなりボランチの役割を担います。

序盤は新潟が攻勢を仕掛けますが、福島は手堅く守りゴールを割らせません。
徐々に拮抗した展開になり、前半は両チーム無得点で折り返しました。

後半に入り少しずつ動きを見せた両チームでしたが、後半18分、新潟ゴール前で猛攻を見せた福島が先制します。新潟 0-1 福島

その3分後、いまひとつの貴章に代えてエースのブルーノ・ロペスを投入します。しかし、福島の守りはますます堅くなり、得点に至りません。

新潟は後半36分、アラン・ミネイロに代え藤田征也を入れとにかくゴールに迫ろうとしますが、最後の最後のところで福島はしっかり守ります。

そしてそのまま試合終了となり、新潟は昨年の松本山雅FC戦に続き3回戦で格下チームに敗れてしまいました。

失点場面は相手もうまかったし新潟のDF陣だけを攻めるわけにはいきません。それよりも得点力のなさは何ともならないものなのでしょうか?

結果は極めて残念で、大いに反省しなければなりませんが、見方を変えればこれで今期の目標はひとつに絞られたということでもあり、ここから先は一刻も早く降格の危機を脱し、来期に備えてほしいと思います。

2012/10/06

J1第28節 ホーム 神戸戦

得点力なくスコアレスドロー

サッカーJ1第28節、アルビレックス新潟×ヴィッセル神戸は10月6日、東北電力ビッグスワンスタジアムで行われました。

新潟の先発は最近ほぼ固定していて、2トップはブルーノ・ロペスミシェウです。

序盤は新潟の攻め上がりが目立ちましたが、徐々に神戸が攻め込む展開になりました。しかし、最後のところでの精度が低く新潟としては難なく守ります。

そのうちに新潟はペースを握り、シュートまで持って行く頻度も増しますがゴールに結びつきません。

前半は両チームスコアレスで折り返し、後半勝負にかけます。

後半に入ると新潟は次々に相手ゴールに迫りますがなかなかシュートまで持ち込めず、そのうちに神戸が攻め込む場面が多くなり、新潟は全員守備で防ぎます。

後半22分、新潟は矢野貴章を投入し、その突破に期待しますが、なかなかボールが回らず苦戦します。
新潟は更に後半31分、村上佑介を下げ坪内秀介を入れ、守備の安定をはかります。後半終了間際にはブルーノ・ロペスに代わり平井将生を投入してとにかく1点を取ろうとしますが、最後の詰めができず、結局スコアレスドローに終わりました。

新潟は次節アウェーで大宮アルディージャと対戦します。この試合で勝ったチームが残留に近づくことになります。
新潟としては勝ち点1ではピンチです。何としてでも勝利して、とにかく降格圏から抜け出たいものです。