2014/04/29

J1第10節 ホーム 神戸戦

土壇場のゴールで勝ち点1引き寄せ

アルビレックス新潟 1-1 ヴィッセル神戸

サッカーJ1第10節、アルビレックス新潟×ヴィッセル神戸は4月27日、デンカビッグスワンスタジアムで行われました。

この試合、新潟は右のサイドバックに大野和成を入れてきました。サイドハーフには田中亜土夢が先発復帰し、前線は川又堅碁鈴木武蔵の2トップです。

前半立ち上がり、主導権を握ったのは神戸です。ストライカーが次々にシュートを放ってきます。しかし、新潟もゴールを許しません。

危なかったのは前半21分。相手のシュートはゴールポストを叩き、難を逃れました。

その後頃から新潟も自分たちのペースをつかみ攻撃を仕掛けますが、神戸のブロックに会い、ゴールを割ることができません。

両チームとも相手の攻撃を交わし、スコアレスで前半を終えました。

後半開始から新潟は調子の出ない武蔵を下げ、小林裕紀を送り出しました。

すると、新潟が主導権を握り始めます。

後半21分、新潟は岡本英也に代えて加藤大を入れました。

その直後、レオ・シルバからのバックパスを相手選手にかっさらわれ、シュート。一旦はGK守田がパンチングではじき出しますが、そこに詰めていた選手にゴールされてしまいました。新潟 0-1 神戸

すると神戸はがっちり守りを固めます。なかなか突破を許してくれません。

後半29分、なんとしてでも得点のほしい新潟は成岡翔を下げ田中達也を投入しました。

それでもゴールをこじ開けることができません。

時間は刻々と経過し、新潟は敗戦の色を濃くしてきました。

しかし、終了間際の後半45分、左サイドからキム・ジンスが前方へ上げたクロスに堅碁が反応し、左足でシュート、と試みたのでしょうが、右脚に当たりボールはゴールマウスへ。相手DFがクリアしましたが、ボールはしっかりと中に入っていてGOOOAL!!! 土壇場で同点! 新潟 1-1 神戸

そして短いアディショナルタイムの後、試合終了。

新潟はかろうじて引き分けに持ち込みました。

新潟にとってはラッキーな得点と言えますが、最後まで集中を切らさず戦った結果でもあります。

大型連休中は厳しいスケジュールをこなさなければなりませんが、それはどのチームでも同じです。なんとか乗り切り、上位へ進出し優勝争いを演じてほしいと思います。

2014/04/27

J1第9節 アウェー 徳島戦

苦しい戦いで勝ち点3

徳島ヴォルティス 1-2 アルビレックス新潟

サッカーJ1第9節、徳島ヴォルティス×アルビレックス新潟は4月26日、鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムで行われました。

今季J1に昇格した徳島はここまで8戦全敗で1得点しかあげていません。言ってみれば最弱小チームですが、新潟はどちらかと言えばこういった相手が苦手で、実際、ナビスコカップでの対戦では徳島に公式戦初ゴールを献上しています。

新潟はこの試合、不調の田中亜土夢をベンチスタートさせ、高卒ルーキーの小泉慶を先発させました。

立ち上がり、新潟はなかなかパスがつながりません。こういう展開で逆襲されることを幾たびか経験しているサポーターをハラハラ、イライラさせます。

そんな中での前半36分、成岡翔のパスに反応した鈴木武蔵が相手GPの位置をよく見てシュート。これがファーネットを揺らしGOOOAL!!! アウェーの新潟が先制! 徳島 0-1 新潟

更に前半39分、PAやや左外側で武蔵が倒されFKを得た新潟はキム・ジンスではなくレオ・シルバが蹴ると、これが直接ネットを揺らしGOOOAL!!! わずか4分の間に2点を奪取しました。徳島 0-2 新潟

その後は追加点がなく、2点のリードで折り返しました。

後半に入ると徳島も盛り返し、とにかく攻撃を仕掛けてきます。しかし一方、守備も堅く、新潟はなかなか追加点を奪うことができません。

後半18分、成岡に代えて亜土夢を投入しますが、相手の守備をなかなか崩せません。

後半28分、新潟は岡本英也に代えて小林裕紀、更に後半37分には今日ゴールした武蔵に代えて小塚和季を投入しました。

この辺はもしかすると中3日で行われる第10節のことを考えてのことかもしれません。

得点のほしい徳島はとにかく攻めあがってきますが、新潟はしっかりチャンスを作らせません。

何とか追加点のほしい新潟でしたが、終了間際の後半44分、逆に相手にFKを与えてしまい、そこから失点しました。徳島 1-2 新潟

その後両チーム得点なく、新潟が前半に上げた2点を1失点で守り勝利しました。

徳島はこれで9戦全敗ですが、新潟が1勝目を献上しなかったのは新潟の立場としてはホッとしたところです。

新潟は6戦連続無敗が続いていますが、決定力がなく勝てていないのも事実です。次節は上位が相手ですが、首位との勝ち点差はわずか2でもありますし、優勝、ACL出場を目指すならしかっかりと勝利してもらいましょう。

2014/04/20

J1第8節 ホーム 広島戦

広島の守りを崩せず

アルビレックス新潟 0-0 サンフレッチェ広島

サッカーJ1第8節、アルビレックス新潟×サンフレッチェ広島は4月20日、デンカビッグスワンスタジアムで行われました。

広島は守備中心のチームと思われがちですが、攻撃陣も佐藤寿人を中心に得点力もあり、そのプレースタイルは新潟がやや苦手としています。

案の定、試合開始からしっかり守られ、新潟はなかなか相手を崩すことができません。
シュートはなんとか打つのですが、決定力に欠け、ゴールをこじ開けることができません。

一方の広島はACLの疲れもあるのか、迫力がなく、ボールはなんとか保持するものの、シュートまで持ち込めません。

そんな広島を相手に、新潟は前半無得点で折り返します。

後半に入ると新潟は川又堅碁を中心に前半より攻撃的に試合を展開します。

後半17分に田中亜土夢に代え小泉慶を、後半20分には鈴木武蔵に代えて田中達也を投入し、先制点を狙いますが、最後の最後で枠を外すなどしてゴールできません。

後半22分には川又の惜しいシュートがありましたが、ゴールなりません。川又もこういう局面でゴールできないと、日本代表に選出されるのは難しいのではないでしょうか。

後半39分、新潟は最後のカードを切り、成岡翔を下げて加藤大を入れました。

それでも得点が奪えなかった新潟は広島を完封しつつもスコアレスの引き分けに終わりました。

次節は最下位の徳島とアウェーで対戦します。下位チームだからと言って油断することなく、しっかりと勝ち点3を取ってほしいと思います。

2014/04/17

ナビスコ杯 甲府戦

最後の最後につかんだ勝利

アルビレックス新潟 1-0 ヴァンフォーレ甲府

ナビスコカップBグループ第3節、アルビレックス新潟×ヴァンフォーレ甲府は4月16日、デンカビッグスワンスタジアムで行われました。

甲府はサブメンバーを多く入れてきたのに対し、新潟はほぼレギュラーメンバーです。リーグ戦で異才を放っているレオ・シルバもボランチで先発しました。

甲府はガチガチに守り、隙あらばカウンターと言った作戦でしょう。
そんな布陣を苦手とする新潟は序盤、試合のペースを失いかけました。
徐々に自分のペースに持ち込み、レオ田中亜土夢とシュートを放つ新潟ですが、相手の強力な守備を崩せません。
結局、前半は両チーム無得点で折り返しました。

後半に入っても甲府の守備は堅牢で、新潟はなかなかゴールに結び付けられません。
このままだと、甲府に少ないチャンスを生かされそうでもあります。

試合は後半も45分を過ぎ、あとはアディショナルタイムを残すだけとなりました。誰もがスコアレスドローを予測したと思います。

しかし、アディショナルタイム2分を経過した時、亜土夢から途中出場の小泉慶に送られたパスを鈴木武蔵につなぎぐとそれを武蔵がシュート。相手DFに少し触れたボールはゴールマウスへ飛び込みGOOOAL!!! こににきて先制したのは新潟! 新潟 1-0 甲府

そしてここでタイムアップの笛が鳴り、新潟が勝利しました。

他会場の結果から、新潟がB組首位をキープしました。

この試合、柳下監督は「気持ちの入らない」選手を次々に代えました。
前半39分には左SBのキム・ジンスに代えて大井健太郎を入れ、後半23分には右SBの川口尚紀松原健に代えています。

ナビスコであろうとリーグ戦であろうと、しっかりしたプレーで勝利を掴んでほしいと思います。

2014/04/14

J1第7節 アウェー 鹿島戦

首位に競り勝つ

鹿島アントラーズ 1-2 アルビレックス新潟

サッカーJ1第7節、鹿島アントラーズ×アルビレックス新潟は4月12日、県立カシマサッカースタジアムで行われました。
好調鹿島はその時点で首位です。

新潟はこの試合、川又堅碁鈴木武蔵の2トップで臨みました。

序盤、鹿島が押し込む展開を作ります。

しかし、新潟はしっかり守り、迎えた前半20分、右サイドから成岡翔がクロス。これを受けた川又堅碁が左足でシュート。ボールはグラウンダーでファーサイドのネットを揺らし!!! 新潟先制! 鹿島 0-1 新潟

しかし相手は首位の鹿島です。前半31分に同点に追い付かれてしまいました。鹿島 1-1 新潟

同点に追いついた鹿島はがぜん元気を取り戻し攻め続けます。

それに対し新潟はGK守田達弥を中心にしっかり守り、得点を与えません。

前半、同点のまま後半勝負に移りました。

後半、両チーム拮抗した戦いが続きますが、鹿島がやや優勢に進めます。

しかし後半16分、新潟CKのチャンスにキム・ジンスが蹴ると、それを受けた堅碁がヘディング。これはゴールらず相手にクリアされました。

迎えた後半29分、武蔵が左からPA内へ走りこみクロス、合わせるのは・・・と思った瞬間、相手選手がクリア。しかしそのボールはゴールネットに突き刺さりGOOOAL!!! オウンゴールで新潟勝ち越し! 鹿島 1-2 新潟

鹿島にとっては不運と言えるかもしれないし、新潟にとっては幸運ともいえるでしょう。しかし、偶然の得点はあっても偶然の失点はありません。とにかく新潟が勝ち越したのです。

鹿島は攻め続けますし、新潟も守るだけではなく攻勢も仕掛けます。

新潟は後半35分 それまでよく走った武蔵に代えて田中達也を投入し、更に後半39分、田中亜土夢を下げ小泉慶を投入し、追加点を狙います。

試合終了間際の後半45分には成岡翔に代えて川口尚紀を入れて守備をしっかり固めた新潟はアディショナルタイム3分も守り抜き、鹿島を下しました。

それにしても、この試合で最も目立ったのはレオ・シルバでした。ピンチを幾度となく救い、相手からボールを奪い、正確なパスを出し、攻守に大活躍でした。

次節はホームで今節の結果首位に立った広島が相手です。挑戦者の立場ですが、是非とも勝ち点3を奪い取ってほしいと思います。

2014/04/06

J1第6節 ホーム 横浜FM戦

2試合連続スコアレスドロー

アルビレックス新潟 0-0 横浜Fマリノス

サッカーJ1第6節、アルビレックス新潟×横浜Fマリノスは4月6日、デンカビッグスワンスタジアムで行われました。

新潟はリーグ戦でここ3試合負けてはいませんが、勝ちも1つだけで、今節こそはなんとしてでも勝ち点3がほしいところです。

新潟の最初のシュートは前半7分でした。岡本英也のクロスに川又堅碁が合わせヘディング。これはゴールポストを叩き得点できません。

横浜も攻め込んでくる時間を作りますが、新潟DF陣はゴールを許しません。

横浜がやや優勢ながら前半を両チーム無得点(無失点と言うべきか)で折り返しました。

後半も横浜の攻め、新潟のカウンターといった展開が多くなりますが、どちらも決定打に至りません。

後半19分、新潟はいつものパフォーマンスをなかなか発揮できないでいる田中亜土夢に代えて加藤大を投入します。

その加藤大が後半33分、クロスを上げ、それを受けた堅碁がヘディングで合わせますが、今度はクロスバーを直撃してしまいます。今日はゴールポスト、クロスバーにゴールを阻まれる堅碁ですが、そこを切り抜けるのが真のエースでしょう。

後半37分には成岡翔を下げて小泉慶を入れ試合に変化を持たせようとします。

更に後半43分、新潟は岡本英也に代えて田中達也を入れ、なんとしてでも勝利を目指します。

後半44分にはレオ・シルバがPAのすぐ前から素晴らしいシュートを放ちますが、これは相手GKが手で弾き、さらにそれがクロスバーを直撃してしまいます。惜しいシュートでした。

アディショナルタイムは3分。その終了間際に鈴木武蔵がシュートを放ちますが枠を外し、これが最後のプレーになりました。

結局、両チームとも得点できず、新潟は第5節のアウェー、セレッソ大阪戦に続き無得点引き分けになりました。

失点せず負けないのはよいのですが、上位を狙うには勝利が必要です。

次節はアウェーで強豪鹿島との戦いですが、是非とも勝ち点3を持ち帰ってほしいものです。

2014/04/03

ナビスコ杯 名古屋戦

ルーキー小泉 同点弾

アルビレックス新潟 3-3 名古屋グランパス

ナビスコカップ予選第2戦、アルビレックス新潟×名古屋グランパスは4月2日、デンカビッグスワンスタジアムで行われました。

この試合、新潟は川又堅碁がベンチスタートで鈴木武蔵田中達也の2トップで臨みました。
また、高卒ルーキーの小泉慶が先発に名を連ね、レオ・シルバとのダブルボランチです。

前半は新潟のペースで試合が進み、前半17分、左SBのキム・ジンスがサイドから前線までボールを運び、最後はクロスと見せかけシュート。これに相手GKが追いつけずGOOOAL!!! 新潟先制! ジンスの今季初ゴールです。新潟 1-0 名古屋

さらに前半29分、新潟はCKからのボールをDF大野和成が流すと、これを達也がシュート。これも決まってGOOOAL!!! 新潟が突き放しました。 新潟 2-0 名古屋

その後も得点チャンスはあったのですが、追加点を奪えず、2点のアドヴァンテージで後半へ移りました。

後半は右CBの松原健に代えて坪内秀介を投入した柳下監督でしたが、そのためかどうかは別として、後半4分に1点を返されると、その2分後には同点に追い付かれてしまいました。 新潟 2-2 名古屋

なんとか勝ち越したい新潟は後半11分、達也に代えて堅碁を投入します。しかし、得点を奪えません。

すると後半15分、逆転されてしまいました。新潟 2-3 名古屋

反撃に打って出た新潟は後半21分、武蔵が目の覚めるようなシュート。入ったかに思われましたが、惜しくもポストを叩いてしまいます。

新潟は後半25分、岡本英也に代えて成岡翔を投入します。

後半31分には堅碁もゴールを狙いますが、得点できません。

後半33分、相手選手が2枚目のイェローカードをもらい退場すると、数的優位に立った新潟は攻め続けますがなかなか得点できず、試合は終盤になり、このまま新潟の敗戦も現実味を帯びてきました。

しかし、終了間際の後半44分、自分で走りぬいた小泉が最後は左足でシュート。これが決まってGOOOAL!!! 土壇場で追い付く! 新潟 3-3 名古屋

そしてそのま試合が終了し、新潟は最後の最後で新人に救われ、なんとか勝ち点を得ることができました。

前半、あれだけ動きのよかった新潟が後半崩れたのは慢心だったのでしょうか?リーダーシップをとる選手がいなかったからなのでしょうか?

今後戦っていく上で一抹の不安を覚えました。