国民投票は9月18日に行われます。
そこで、今日から5日連続でこのブログでもスコットランド独立に関連する過去の記事を改めて紹介(再掲)しつつ、スコットランド独立について考えていきたいと思います。
各記事の最後に【ポイント】を書いておきます。
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第1回はまず、直近の総選挙です。
2011年5月7日の記事の抜粋です。
全議席確定
スコットランド議会
5月5日に行われたスコットランド議会(Scottish Parliament)議員選挙で全129議席が確定しました。
スコットランド国民党(Scottish National Party) 69←46
労働党(Labour Party) 37←44
保守党(Conservatives) 15←20
自由民主党(Liberal Democratic Party) 5←17
緑の党(Green Party) 2←2
無所属(Independent) 1←0
数値的に見ればスコットランド国民党(SNP)は労働党の票を切り崩して躍進したようです。
これまで単独過半数を得られず、さりとて他のどの党とも連立を組めず、緑の党(GP)の閣外協力を得てかろうじて政権を維持してきましたが、今回は単独過半数を握り、議会運営はこれまでより楽になると思われます。
スコットランドの英国からの独立を指向するSNPですが、当面はスコットランドの主体性を確立していくことから始めるのでしょう。
-この後にウェールズ、北アイルランド議会の結果も書いています。-
【ポイント】スコットランド独立を掲げるスコットランド国民党がスコットランド議会議員選挙で単独過半数を制し単独政権を樹立した。
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これを受けたのが2012年10月16日の記事です。
独立への道は?
いささか旧聞になりますが、英国BBC放送によれば10月15日、スコットランドのサモンド首相(First Minister Alex Salmond)と英国のキャメロン首相(Prime Minister David Cameron)は2014年秋にスコットランドの英国からの独立を問う国民投票を行うことに同意しました。
サモンド首相はスコットランド議会(Parliament)第一党のスコットランド国民党(Scottish National Party~SNP)に所属し、この党は英国からの独立を党是としています。
地下資源を武器に強気のスコットランドですが、もし国民投票で独立が否定された場合の影響は小さくありません。スコットランド政府にとって、独立への世論作りは急務です。そして、もし独立賛成が多数の場合、独立の時期、イングランドに住むスコットランド人の処遇等、多くの課題を抱えることになります。
どちらがよいのか当事者でない私にはよくわかりませんが、古来、欺瞞と略奪を繰り返してきたイングランドの呪縛から早く解き放たれたいと思う気持ちは理解できます。
いずれにせよ、平和裏に進められることを願います。
【ポイント】スコットランド、英国両首相が2014年にスコットランドでスコットランドの独立を問う国民投票を行うことに同意した。
次回は旧ブログ(MSN→WordPress)からスコットランドの歴史を振り返ってみます。
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