2017/12/31

2017年のアルビレックス新潟

初めての降格

 2004年にJ1に昇格し、幾多の危機を乗り越えJ1の地位を保ってきたアルビレックス新潟も、ついに今シリーズ、J2に降格することになりました。

 振り返れば、昨年、他チームの失策により「間違って」残留し、今季はそれに加えて監督人事もうまくいかず、開幕当初から苦戦の連続でした。

 途中、監督は交代しましたが、時既に遅く、悪い流れから抜け出すことができませんでした。終盤踏ん張りましたが、それまでの成績の影響はあまりにも大きく、シーズン終盤には、まさに「延命措置」をされているようなものでした。

 サポーターやファンの多くは、日頃のストレス解消も含め、「趣味」、「レジャー」としてスタジアムへ足を運びます。
 勝負ですから負けることもあります。しかし、たとえ負けても次につながると思えばこそ応援もしますし、またスタジアムへ来ようとも思います。

 前半の決定機に得点できず、後半はガス欠という状況が毎試合続けば、スタジアム入場者としてはストレス解消どころかストレスの上積みになり、何のために来ているのかわからなくなります。

 ホームの入場者数が減っていくのは必然でした。

 来季はひとつ格下のリーグで戦います。J2だからといって侮るととんでもないことになります。J1からJ2、そしてJ3へ下がっていったチームも過去にはありますし、J1昇格は来季から一層難しいシステムになります。

 是非ともJ2優勝、ストレート昇格に向かって全力を出してほしいと思います。

 サポーターとしても、もちろん、できる限りの応援をしていきます。

2017/11/15

W杯ヨーロッパ予選プレーオフ11月14日の結果

アイルランド、ホームで惨敗

アイルランド 1-5 デンマーク

 FIFAワールドカップ2018ロシア大会ヨーロッパ予選プレーオフ第二レグ3日目の11月14日、アイルランドはホームにデンマークを迎えました。

 前半6分、アイルランドはFKからDFダフィーのヘディングシュートで先制しました。

 しかし前半29分、32分と立て続けに失点し、アイルランドは本戦出場のためにはあと2点取らなければならなくなりました。

 後半に入ってもデンマークの勢いは止まらず、後半18分、29分にゴールを奪われ、終了間際の45分にはPKを許してしまい、ロシア行きはかないませんでした。

2017/11/13

W杯ヨーロッパ予選プレーオフ11月12日の結果

北アイルランド無得点で敗退

スイス 0-0 北アイルランド

 FIFAワールドカップ2018ロシア大会のヨーロッパ予選プレーオフ第二レグで北アイルランドはスイスと対戦しました。
 試合はスコアレスドローに終わり、第一レグと併せ0-1で敗れました。

 この結果、スイスの4大会連続本戦出場が決まりました。

 今更ながら、第一レグでスイスに与えたPKが悔やまれます。もしビデオ判定(VAR)が行われていたら、結果は違っていたのではないかと思われます。

2017/11/12

W杯ヨーロッパ予選プレーオフ11月11日の結果

アイルランド耐えてドロー

デンマーク 0-0 アイルランド

 FIFAワールドカップ2018ロシア大会のヨーロッパ予選、プレーオフ第一レグが1試合行われ、アイルランドはアウェーでデンマークと対戦しました。

 これまでの両チーム同志の成績はアイルランドの2勝5分3敗とほぼ互角ですが、得点力はデンマークが勝っています。

 試合はホームのデンマークが優勢に進め、前半12分、鋭いシュートを打たれます。これをアイルランドGKのランドルフが弾き返しましたが、それをまたシュート。ランドルフはそのシュートも防ぎ得点を許しません。

 ランドルフは前半33分にも相手の絶妙のシュートを弾き、ここも失点なくなんとか耐えます。

 アイルランドのチャンスは前半終了間際の43分、クリスティーが右サイドを駆け上がり、角度のないところからシュート。これは相手GKにブロックされてしまいました。

 スコアレスで折り返した後半、両チームともなかなかシュートにまで持ち込めない展開が続きます。

 惜しかったのは終了近くの後半39分、途中出場のロングが右サイドを駆け上がり中央にクロスを入れるとボールは相手DFに当たってゴールラインを割りました。が、レフェリーの判定はゴールキックです。アイルランドはCKのチャンスを逃してしまいました。こういう時は先日の日本対ブラジルの親善試合で用いたようなビデオ判定があるといいのですが・・・

 その後も両チーム得点できず、試合はスコアレスドローに終わりました。

 ボール保持は7割方がデンマークで、全体をデンマークが支配していました。アイルランドはよく耐えたと言えるでしょう。

 第二レグは14日、アイルランドがデンマークをアヴィヴァスタジアムに迎えます。相手にとってはアウェーですので、とにかく得点させないことが第一だと思います。

2017/11/10

W杯ヨーロッパ予選プレーオフ11月9日の結果

不運なPK

北アイルランド 0-1 スイス

 W杯2018ロシア大会ヨーロッパ予選プレーオフ第1レグが11月9日に始まり、北アイルランドはホームでスイスと大戦しました。

 試合はアウェーのスイスが優勢に進めましたが、前半は両チームスコアレスで折り返しました。

 北アイルランドにとっての「悲劇」は後半11分におきました。

 スイス選手の蹴ったボールがPA内で北アイルランドのエヴァンスの肩付近に当たりました。これを上腕と捉えたレフェリーがホイッスルを吹き、PKスポットを指したのです。
 当然、北アイルランドの選手たちはレフェリーに詰め寄りますが、判定は覆らず、後半13分、そのPKを決められ先制されてしまいました。

 この1点を取り返せなかった北アイルランドは痛い敗戦を喫しました。

 プレーオフ第2レグは11月12日に行われます。アウェーですが、北アイルランドはまず1点を奪い、敵地であることを生かしてむしろ優位に試合を運んでほしいものです。

2017/11/07

世界を変えた日

11月7日
十月社会主義革命100周年
7 Ноября
100-летие Октябрьской Социалистической Революции

 1917年11月7日(ユリウス暦10月25日)、レーニンが率いるヴォリシェヴィキによりロシアで革命が起き、1922年には世界最初の社会主義国家であるソビエト社会主義共和国連邦が成立しました。

 その後ソビエト連邦がたどった歴史については肯定的な意見もありますが、ソビエト連邦が崩壊した現在、後継のロシアを含め革命を積極的に支持する人は少数と思われます。

 しかし、「歴史に if(もし~ならば)はない」とは言うものの、「もしこの革命がなかりせば」と考えてみるのも悪いことではないと思います。

 もし革命がおきなければ、中国共産党は生まれなかったかもしれません。
 もし革命がおきなければ、NATOは結成されなかったかもしれません。
 もし革命がおきなければ、朝鮮半島の南北分断はなかったかもしれません。
 などなど。
 そうすれば、日本が今置かれている状況も変わっていたでしょう。

 一方、第二次世界大戦中の1941年に突如始まったドイツ軍の侵攻に対し、ソ連邦は「大祖国防衛戦」と称して、幾多の犠牲を払いながらも戦い、ナチスからヨーロッパ諸国を解放へと導きました。
 それが第二次世界大戦の終結につながったことも事実です。
 冷戦下での米国との競争は科学技術を大きく発展させました。
 軍事的側面もありましたが。

 いろいろな見方はあるものの、革命がおこったことは事実であり、それが今の世界につながっていること、今の世界が今のようにあることも事実です。革命を否定しようと肯定しようと・・・

 そういった事実から私たちが何を学び何を得るかです。
 それが、今の社会の何を是とし、何を否とするかにもつながります。

What's done is done,
and what's won is won,
and what's lost is lost and gone forever.
(フィル・コウルター「私の愛した街」より)

2017/10/10

W杯ヨーロッパ予選第10節の結果

明暗分けた最終節

 ワールドカップ2018ロシア大会ヨーロッパ予選第10節の1日目、2日目の試合が行われ、アイルランドと北アイルランドのプレーオフ進出が決まりましたが、スコットランド、ウェールズはいずれも3位に終わり、本選進出はかないませんでした。

北アイルランドプレーオフ進出

ノルウェー 1-0 北アイルランド

 圧倒的に強いドイツを擁するグループで既に2位が決定していた北アイルランドはアウェーでノルウェーと対戦しました。
 前半はスコアレスで折り返しましたが、後半26分にオウンゴールを演出してしまい、完封負けを喫しました。ただし、他グループの成績からプレーオフ進出が決まりました。

グループCその他の結果
ドイツ 5-1 アゼルバイジャン
チェコ 5-0 サンマリノ

アイルランド2位浮上でプレーオフへ

ウェールズ 0-1 アイルランド

 グループDの上位は三つ巴の戦いでしたが、セルビアがグルジアに勝利し、首位でW杯本戦出場を決めました。

 2位のウェールズと3位のアイルランドはウェールズのホームで対戦しました。
 試合は拮抗し、前半は0-0で折り返しました。
 勝敗が分かれたのは後半13分です。
 ウェールズのGKヘネシーがウィリアムズに送ったパスをアイルランドのヘンドリックが奪い、クロスをいれると、それを受けたマクリーンが右足でシュート。これが決まってアウェーのアイルランドが先制しました。
 その後は両チーム得点が奪えず、アウェーのアイルランドがそのまま勝利し、勝ち点19でウェールズを抜いて2位になり、2位の上位8チーム入りが決まったためプレーオフ進出です。

グループDその他の結果
セルビア 1-0 グルジア(ジョージア)
モルドバ 0-1 オーストリア

スコットランド残念

 スロベニア 2-2 スコットランド

 9節が終わったところで2位につけていたスコットランドはアウェーでスロベニアと対戦しました。
 前半32分にグリフィスのゴールで先制しましたが、後半の2失点で逆転を許しました。それでも終了間際の後半43分、スノッドグラスが得点して追い上げましたが、勝ち越しはならず、引き分けに終わりました。
 一方、3位のスロバキアはマルタに3-0と圧勝し、スコットランドは勝ち点でスロバキアと並ばれました。しかし、得失点差で2位はスロバキアになりました。ただし、スロバキアがプレーオフに進出するかどうかはグループHの結果によります。

(グループHでは第9節を終わって、トップがベルギー(勝ち点25)、2位のギリシャが勝ち点16、3位のボスニア=ヘルツェゴヴィナが勝ち点14ですから、ボスニア=ヘルツェゴヴィナが2位に浮上したとしても勝ち点17止まりです。その場合、スロバキアがプレーオフ進出です。グループHでギリシャが2位になればスロバキアのプレーオフ進出はありません。)

グループFその他の結果
リトアニア 0-1 イングランド
スロバキア 3-0 マルタ

2017/10/08

W杯ヨーロッパ予選第9節の結果

プレーオフ狙いだ

 ワールドカップ2018ロシア大会ヨーロッパ予選は残すところ2節となり、セミファイナルとも言える第9節が今月5日~7日に行われ、グループCの北アイルランドはグループ内2位を確定させました。
 グループDでは首位のセルビアがオーストリアに敗れ勝ち点18のまま、2位のウェールズが勝利し勝ち点17、3位のアイルランドも勝利し勝ち点16と、みつどもえの戦いです。
 グループFのイングランドは絶対的な強さをみせ首位を確定させましたが、スコットランドは勝ち点17で2位に着けています。ただ、3位のスロバキアは勝ち点15、4位のスロベニアは勝ち点14で、現在2位から4位までの3チームがプレーオフ進出を目指す戦いです。

北アイルランド2位確定

北アイルランド 1-3 ドイツ

 ドイツが開始早々に先制すると、同21分、後半41分に追加点をあげ、北アイルランドを突き放しました。
 北アイルランドは後半アディショナルタイムに1点を返すのがようやくでした。
 とはいえ、北アイルランドは強豪ドイツと競うグループで2位を確定させました。
 北アイルランドは10月8日、最終節でノルウェーと対戦します。しっかり勝って、プレーオフ進出を確実にしたいものです。

グループCその他の結果
アゼルバイジャン 1-2 チェコ
サンマリノ 0-8 ノルウェー

ウェールズ、アイルランド、完封勝利

グルジア(ジョージア) 0-1 ウェールズ

 ウェールズは前半無得点ながら無失点で折り返し、後半4分、ローレンスのゴールで先制し、その1点を守り勝利しました。

アイルランド 2-0 モルドバ

 アイルランドは前半、マーフィーの2得点で完封勝ちはしましたが、モルドバ相手に必ずしもベストパフォーマンスをいったものではありませんでした。

 ウェールズアイルランドは最終節で対決します。ウェールズのホームゲームですので、一般的に言えばウェールズ優勢といえるでしょうが、勝負はその時によってどう転ぶかはわかりません。
 また、現在首位のセルビアはグルジアとホームで対戦し、かなり有利な情勢です。もし敗れたとしても、2位以上の確保は確実です。
 ウェールズにせよアイルランドにせよ、2位になるなら、しっかり勝利しておかないと、プレーオフには進出できないと思います。

グループDその他の結果
オーストリア 3-2 セルビア

スコットランド2位浮上

スコットランド 1-0 スロバキア

 3位のスコットランドはホームで2位のスロバキアと対戦し、しぶとく守りはするものの得点できず、このままスコアレスドローになると思われました。
 しかし、後半修了間際、相手のオウンゴールで先制し、そのまま勝利しました。
 この結果、スコットランドはスロバキアを抜いて2位に浮上しました。
 スロバキアの最終節はホームでマルタが相手ですので、恐らく確実に勝利するでしょう。とすると、スコットランドはアウェーのスロベニア戦に勝たなければ2位確定はできません。もちろん、スロバキアが勝つと、スコットランドが引き分けでも得失点差でスロバキアが上回ります。
 とにかく、勝利で2位を確定し、プレーオフに希望をつないでほしいものです。

グループFその他の結果
イングランド 1-0 スロベニア
マルタ 1-1 リトアニア

2017/09/27

野合ではあるが・・・

どうなる総選挙

明日、衆議院が解散される見込みで、そうなるとこの種の記事は書きにくくなるので、今のうちに書いておきます。

 前原民進党代表が”小池新党”の「希望の党」と選挙で連携することを表明しました。

 私が二度と政権を担わせてはいけないと考えている民進党と、危険な懐古趣味、ショーヴィニストの小池百合子の連携です。

 節操がないのもいいところですし、この組み合わせで日本の将来を考えると身の毛もよだつほどの恐怖を覚えます。どうみたって、まともな国政運営ができるとは思えません。

 ただ、見方を変えると、こうでもしないと安倍暴走政権を打破できないということなのでしょう。

 公約に「核発電所ゼロを目指す」、「消費増税を凍結する」と並べると、そこそこの票は取りそうですし、倒閣に直結するかもしれません。

 野党がバラバラのまま戦ったのでは安倍を引きずり下ろすことはできないでしょうし、とりあえずは今の政権を奈落の底に落とすというのもありかもしれません。

 ここは、共産党や社民党もぐっとこらえ、打倒安倍の足を引っ張らないように考慮してほしいものです。

 だからと言って民進・希望連合に政権を任せてはいけません。所詮は烏合の衆です。
 最悪は民進・希望連合プラス維新です。そうなると、重心はぐっと軍拡に偏ります。

 いずれにせよ、今回の総選挙の後に来るのは混乱でしょう。そうでなければ(混乱がなければ)日本はもっと危険な方向に進んでしまいます。混乱したとしても、今のごまかし、嘘つき、言い訳、隠蔽内閣よりはよいと思います。

2017/09/21

煽りに乗るな

対話と圧力

 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発、それに伴う各種の軍事「挑発」をよしとする人は北朝鮮の人の一部を除けばほとんどいないでしょう。

 だからと言って、圧力、圧力と北朝鮮を追い詰めるのは、ますます緊張を高めるだけだと思います。

 国連では日本の総理大臣、安倍晋三が、まるで米国の大統領発言に呼応するするかのような演説を行い、対話路線に明瞭に反旗を掲げました。

 一方、大韓民国(韓国)のムン・ジェイン大統領は、人道支援は行うことを表明しました。南北統一を目指す国としては、納得できる判断です。
 
 これに対し、NHKなど日本のマスコミの一部では「国際協調に水を差す」発言とまで言っています。本当にそうでしょうか?

 国際協調とは何でしょうか?米国に追随することでしょうか?

 これまで米国がアジアに口を出してうまく行った事例がありますか?

 ベトナムはいうまでもなく、イラン、イラク、アフガニスタン、ことごとく失敗しているじゃないですか。それも、言いがかりをでっちあげて。

 北朝鮮が今や「核保有国」になったことは紛れもない事実です。残念ですが、それを認めるしかありません。認めた上で北朝鮮とどう付き合っていくかです。

 日本では近々衆議院の解散とそれに伴う総選挙が行われようとしています。

 この意図が森友問題、加計学園問題を隠蔽しようとするものであることはほぼ間違いありません。そして、この際、憲法に軍隊を明示しようと目論んでいることも確かでしょう。そのため、しきりと「半島の危機」を煽り、日本を軍拡に向かわせようとしているのです。

 北朝鮮の挑発に乗るのも愚かですが、安倍政権の煽りに踊らされるのはもっと愚かです。

 ここはしっかりと流れを見極め、後悔のない判断をしたいと思います。

2017/09/06

W杯ヨーロッパ予選第8節9月5日の結果

アイルランド後退でウェールズ2位浮上

 ワールドカップ2018ロシア大会ヨーロッパ予選第8節のグループDではアイルランドが敗れウェールズが勝利したため2位3位が入れ替わるとともに首位を保ったセルビアが本戦出場に向け優位に立ちました。

アイルランド10人のセルビアに追い着けず

アイルランド 0-1 セルビア

 アイルランドはホームで前半に得点できずスコアレスで折り返しました。
 後半10分、セルビアに先制を許します。
 後半23分にセルビアに退場者が出てアイルランドは数的優位に立ちますがどうしても1点が取り返せず、さらに終盤にはしっかり守られ、首位セルビアの壁を崩すことができませんでした。

ウェールズ完封勝利で2位浮上

モルドバ 0-2 ウェールズ

 ウェールズは圧倒的にボールを支配するものの得点できず、前半をスコアレスで折り返しました。
 後半もシュートはするものの得点に結びつかず、先制したのは後半35分になってからで、ウッドバーンからのクロスをロブソン=カヌーがヘディングでゴールしました。
 さらに後半アディショナルタイム、ヴォークスがヘディングで送ったボールをラムジーが右足で蹴り込み、突き放しました。
 この結果、ウェールズはアイルランドを抜いて2位に浮上し、本戦ならびにプレーオフ出場チームの決定は10月に持ち越されました。

グループDその他の結果
オーストリア 1-1 グルジア(ジョージア)

2017/09/05

W杯ヨーロッパ予選第8節9月4日の結果

グループCはドイツ優勢
グループFは2位争い混沌

 ワールドカップ2018ロシア大会ヨーロッパ予選第8節の試合で北アイルランドはグループCでチェコと、スコットランドはグループFでマルタと対戦し、いずれも2-0で勝利しました。

北アイルランド プレーオフ以上決定

北アイルランド 2-0 チェコ

 前半28分、CKを得た北アイルランドはノーウッドがクリアボールをパス。それを受けたエヴァンスが頭で押し込み先制しました。

 さらに前半終了間際の41分、ブラントがFKを直接ゴールへ叩き込みチェコを突き放します。

 危険な2-0で、しかもチェコに圧倒的にボールを支配され、シュートも倍以上打たれた北アイルランドでしたが、後半はこの2点をしっかり守って完封勝利し、グループCの2位以上を確定させました。

グループCその他の結果
ドイツ 6-0 ノルウェー
アゼルバイジャン 5-1 サンマリノ

グリフィス1ゴール1アシスト

スコットランド 2-0 マルタ

 スコットランドは前半9分、グリフィスのクロスからベラがゴールすると、後半4分には相手ゴール前の混戦から最後はグリフィスが押し込み、スコットランドがマルタを突き放しました。
 試合はこのままスコットランドが勝利しました。
 ただ、ボールを圧倒的に保持したスコットランドは25本のシュートを放ち、そのうち10本が枠をとらえていましたから、マルタがよく守ったと言えるかもしれません。
 グループFではイングランドが抜きでて、2位をスロバキア、スロベニア、スコットランドが激しく争う展開になっています。順位は最終戦までもつれこむ可能性が出てきました。

グループFその他の結果
イングランド 2-1 スロバキア
スロベニア 4-0 リトアニア

2017/09/03

W杯ヨーロッパ予選第7節9月2日の結果

上位3チーム依然負け知らず

 ワールドカップ2018ロシア大会のヨーロッパ予選グループDの試合は9月2日に行われ、ウェールズは終盤に得点し勝利しましたが、アイルランドは先制点を守り切れず引き分けに終わりました。

アイルランド勝ち切れず

グルジア(ジョージア) 1-1 アイルランド

 アイルランドは試合開始間もなくの前半4分、FKから相手GKが飛び出したところへダフィーが無人のゴールへヘディングで押し込み先制しました。
 しかし前半34分に追い着かれ、試合は引分けに終わりました。
 前節まで勝ち点でセルビアと並んでいたアイルランドですが、ここにきて勝ち点1しか上積みできず、9月5日のセルビア戦(ホーム)が大きな鍵を握ります。

ウェールズ劇的ゴールで勝利!

ウェールズ 1-0 オーストリア

 ここまで1勝5引き分けと負けこそないものの、勝ち切れていないウェールズでしたが、この試合では今年3月、後半24分に交代でピッチに入ったばかりのウッドバーンが、相手のクリアーが甘くなったところを見逃さずシュート。これがゴール左隅に決まりウェールズが勝ち越しました。今年3月初招集された若干17歳の初出場、初ゴールです。
 この1点を守り切ったウェールズが昨年9月の第1節モルドバ戦以来の勝利で勝ち点を11とし、上位2チームを激しく追う展開になりました。
 このグループの順位争いは最終節までもつれこみそうです。

グループDその他の結果
セルビア 3-0 モルドバ

2017/09/02

W杯ヨーロッパ予選第7節9月1日の結果

北アイルランドスコットランド完封勝利

 FIFAワールドカップ2018ロシア大会ヨーロッパ予選(グループリーグ)第7節の試合が各地で行われ、9月1日は北アイルランド、スコットランドがいずれも敵地で完封勝利を収めました。

北アイルランド終盤に突き放し2位堅持

サンマリノ 0-3 北アイルランド

 北アイルランドアウェーでサンマリノと対戦し、前半は両チーム無得点と北アイルランドが苦戦する展開になりましたが、後半25分と30分にマゲニスが得点し、32分にはデイヴィスがPKを決めて完封勝利を果たしました。
 チェコが首位のドイツに敗れたため、2位北アイルランドと3位チェコの勝ち点差は7に広がり、北アイルランドのプレーオフ進出の可能性が高くなりました。9月4日のチェコ戦(ホーム)が重要な意味を持ちます。

グループCその他の結果
チェコ 1-2 ドイツ
ノルウェー 2-0 アゼルバイジャン

スコットランド3位浮上

リトアニア 0-3 スコットランド

 スコットランドは前半にアームストロングロバートソンの得点で優位に立ち、後半も27分にマカーサーがゴールしてリトアニアを突き放しました。
 第6節まで3位だったスロベニアが敗れたため、4位だったスコットランドは勝ち点、得失点差でリトアニアと並びましたが、得点差でスコットランドが3位に浮上しました。2位スロバキアとの勝ち点差は4ありますが、今後の展開次第では2位進出の可能性も残っています。

グループFその他の結果
マルタ 0-4 イングランド
スロバキア 1-0 スロベニア

2017/08/03

今更お詫びと言われても・・・

騙されてはいけない!!!

 安倍晋三は破廉恥にも諸問題隠蔽をたくらむ人事を発表しました。

 なんとなく「昔の顔」を並べ、国民に安心感を与えようとしているのは見え見えです。

 加計学園問題、防衛省問題、更には森友問題・・・何一つ解決していません。

 丁寧に説明・・・誰がいつ丁寧に説明しましたか?

 国会答弁に至らない点があったのではなく、実際に行った行為に問題があったのでしょう。そんなことは普通の国民ならもう見破っています。

 それにしても迎え撃つ野党のだらしなさは目に余ります。
 とりわけ民進党です。
 あっちの党でもこっちの党でも役に立たない知性欠如議員が烏合して作った政党ですから、さっさと解党して、一部は極右政党ととでも合体したらどうでしょうか。

 自民党に完全に見透かされています。

 こうなったら、政党や普段は政治とは無関係と思っている国民の奮起がカギです。
 真面目な野党議員の皆さんは、今、地元へ戻って街頭演説を行うべきでしょう。

 与党のバックアッパーに堕落した、否、そもそも与党応援隊である「野党顔をした政党」はどうでもいいです。
 
 いずれにせよ、安倍政権のこれ以上の延命を許してはいけません。

2017/07/24

お笑い

疑惑はますます深まった

 もちろん、衆議院予算委員会の閉会中審査の話です。

 今日の委員会審議を聴いた方、あるいは後で報道等で知った方、嘲笑ものですよね。

 断っておきますが、私は安倍晋三(内閣総理大臣)が違法行為をしたなどと思っているわけではありません。明確な「不正」を働いたとも思っていません。
 しかし、何回も会っている旧友が彼の希望や行為について全く話していないというのはあまりにも不自然です。あ・り・え・ま・せ・ん。

 私なら、こう答えるでしょう。
 「確かに、友人ですから獣医学部申請に手を挙げているということは聞きました。だからと言って私にどこかに働きかけてくれという話は出ませんでしたし、私も特に彼に便宜を図るなどという意思は全くありません。」と。真実かどうかは別として。

 更に、今日の答弁で、虚偽だった場合の進退について明確には回答しませんでした。

 いくら低姿勢で答弁してもそれが本音でないことぐらいは普通の国民なら見通しています。多くの「一般人」は笑いながら聴いていますよ。

 今回の問題は違法かどうか、不正かどうかではありません。首相ゆえの力が働いたかどうかです。で、「働かなかった」と言った途端にそれは虚偽であると思います。
 だって、首相の意思を忖度しないなどということはありえないでしょう。しなかったらむしろ不自然です。子供だって親の意向を「忖度」しながら生きていますからね。

 ですから、忖度はしても、それ自体は悪ではないでしょう。ただ、そこに「不正」が働いてはいけません。制度を歪ませてはいけません。

 大体状況は見えてきました。これで自民党や政府がこの審査を乗り切ったとしたら、それはだらしない野党の責任です。

 安倍首相の主治医の方、そろそろ「ドクターストップ」をかけませんか?
 そう、名誉ある撤退のため、更に、医師として安倍首相の生命(生物学的な生命)を守るためです。このままでは本当に倒れますよ。

 防衛大臣・・・もういいかげんにしてほしいです。しらばっくれてるのか、本当に頭が悪いのか。後者じゃないでしょうね。曲りなりにも司法試験に通っている方ですから。

 「学芸員はがん」と言った地方創生大臣・・・あなたと獣医師会のどちらの言い分が信頼に値するでしょうか。
 無知、軽薄な大臣を信用するとしたら信用した人に喝!でしょう。

 明日の民進党の質問者はあの人ですって?
 →こりゃ、自民党としては逃げ切り成功ですね。

 だから、閉会中審査に応じたってわけですか。またお笑いです。

2017/07/18

この人こそこんな人

なぜ戸籍情報開示に踏み切ったか?

 安倍(内閣総理大臣)さん、「こんな人(たち)」というなら、この人を「こんな人」と言ってください。
 そう、苦し紛れに戸籍情報を開示した蓮舫民進党代表です。

 戸籍情報はどんなことがあっても開示すべきではないと私は思っています。それは人を出自によって差別することに繋がるからです。ですから、政治家たるもの、自らが違法状態にないことを戸籍を示すまでもなく明らかにしておかなければなりません。

 蓮舫代表がいくら「差別を助長しない社会を作る」と言ってみても、自らの行為が差別助長の先鞭をつけていると言われても仕方ありません。

 さらに、蓮舫代表はこれまでの説明が二転三転したことについて「確認が不十分なまま発言した」と苦し紛れの言い訳をしています。確認なく発言するような人に組織を、国を、任せるわけにはいきません。

 それにしても野党第一党の民進党がこのレベルの人、知性のかけらもないこんな人しか代表に選べないというのは情けないことです。実際にこれと言った人物がいないのも現状ですが。
 軽い軽い民進党そのままのドタバタで、東京都議会選で奈落の底に陥ったかにみえる自民党が息を吹き返すかもしれないんですよ。恥ずかしい。

2017/07/08

こんな人たちの一人です

議論できない日本の"指導者"

 もし私が7月1日に秋葉原にいたとしたら、安倍自民党総裁が「こんな人たちに負けるわけにはいかない。」と叫んだ「こんな人たち」のひとりだったかもしれません。
 ちょっとした野次や批判にすぐにムキになるような低次元の人を挑発するのは一般市民としては楽しいことでもありますし。(サッカーの応援でもそうですが。)

 日本の指導者たるべき安倍晋三首相の特徴はいくつかあります。私なりのまとめです。(順不同)

1)ささいなことにすぐにカッとなって反論する。
2)思考の幅が狭く、すぐ「これしかない」と言う。
3)「反省」は結果が思うようにいかなかったことに対する「反省」であり、自省の念は全く持ちあわせていない。
4)知性に欠けること甚だしい。
5)「丁寧に説明する」といいつつ知らんぷりをしたり「福島の核発電所は完全にコントロールされている」と言い切るなど、嘘をつくことが彼自身に宿る「文化」である。
6)物事を論理的に考えることができず、知識人が大嫌いである。
7)気分の浮き沈みが激しい。

 7)は持病とその治療(薬)の影響があるのかもしれません。
 5)の虚言癖を自分で意識しているとしたら、相当の「ワル」ですし、気づいていなとしたら、もしかすると病的なものかもしれません。

 そうは言っても正当な手続きを経て選ばれた首相ですから、彼を選んだ日本国民のひとりとして私も恥ずかしい限りです。さりとて日本人をやめるわけにはいきませんし・・・

 「つれづれなるままに」というより、単なるボヤキでした。

2017/07/02

アルビレックス新潟の前半

最下位で後半へ

 久しぶりにアルビレックス新潟の話題です。

 昨年の反省から、アルビレックス新潟は新しい監督を迎え、心機一転、より上を狙っての開幕でした。
 初戦で、これまで得意とはしていない広島にアウェーで追い着いての引き分けという結果に今季の可能性を感じさせてくれました。

 しかし、その後がバッとしません。

 新潟としては早い時期に監督を交代させ、逆襲を試みます。

 新監督に代わった第1戦(12節 札幌戦)こそ勝利したものの、その後は5連敗で、引き分けすらありません。

 前半は果敢に攻めるのですが、後半、動きが鈍くなります。スタミナ切れか、先制された後のメンタルの弱さか。

 ルヴァン杯予選リーグは勝ち点1と惨憺たる成績でしたし、天皇杯2回戦も格下相手に延長戦にもつれこむ辛勝でした。

 気が付けばリーグ戦では17位に水をあけられての最下位で折り返しです。

 後半はもう来週に始まります。

 特にホニ鈴木武蔵の決定力が求められますし、もっと「汗をかく」選手が出てこないといけません。

 ここまでくると、恐いものなどないでしょう。自信を持ってがむしゃらに暴れまわってほしいと思うばかりです。

2017/06/15

結論ありき

予想より早かったが

 "予定"されていたことですが、「共謀罪」法案が今朝参議院で強行採決され、成立しました。私は会期延長して強引に押し通すと思っていたのですが、優しい優しい野党に囲まれ、それも必要なかったようです。

 生まれた時から自民党の応援団である日本維新の会は当然ですが、創価学会の弾圧という歴史を背負っているにもかかわらず血迷った公明党も国民に牙をむき強引に国会を通過させました。

 この法律がテロ防止、あるいはそれだけを目指しているものではないことは明らかです。そもそも、この法律でテロが防げるわけでもありませんし。

 一般の人が捜査の対象になることはない・・・ですって?
 一般の人を捜査・監視の対象にしなかったら、犯罪は防げません。それは共謀罪法に限ったことではありません。犯罪は"一般の人"がおこすのです。
 問題は、「一般の人」がどの段階でどのように「監視」、「捜査」されるかです。"共謀"ですからね。

 ただ、この結論は今回与党がこの法案を提出した時からわかっていたことで、無力極まる野党にも批判の目が向けられなければいけません。とりわけ、民進党の体たらくは目に余るばかりです。要は人がいないのです。与党にも野党にもまともに物事を考え、発信できる人がいないのです。
 
 民進党が民主党時代に侵した、否、犯した罪深い政治。あのレベルの人しか代表や指導者になれない人材欠如(不足ではなく欠如です)。二度と政権を取らせてはいけない崩壊寸前の政党。そんな政党は与党から完全に舐められています。
 次々に出された〇〇不信任決議案など、私ですらせせら笑ってしまいます。

 万が一、今の野党が政権を取ったらこの法律を廃止するでしょうか?そんなことはありませんね。
 ひとたび権力を掌握すれば、この法律は権力者にとって大きな武器です。
 そんなことは、あの民主党(現民進党)が政権を取った時のことを思い起こせばすぐにわかります。徹底的な情報隠しと幼稚な「オレ様的」、強権的な態度。
 他の政党でも同じことです。
 権力者とはそういうものです。党派やイデオロギーの問題ではありません。

 私たちは常に懐疑心を持って権力に対峙すべきであると思います。

2017/06/12

W杯ヨーロッパ予選第6節6月11日の結果

[順位変わらず]
 グループDは6月11日に3試合が行われ、いずれも引き分けでした。従って、順位に変動はありません。

アイルランド追いつきドロー
アイルランド 1-1 オーストリア

 アイルランドは前半31分に失点すると、それをなかなか挽回できず、後半も時間だけが過ぎていきました。
 しかし、あわやこのままオーストリアに逃げ切られるかと思われた後半40分、左サイドで後方からのロングフィードを受けたウォルターズがそのまま走りこみミドルシュートを放つと、ボールはゴールマウスへ飛び込み、ファーのサイドネットを揺らし、同点に追いつきました。
 試合はそのまま修了し、アイルランドはどうにか勝ち点1を上積みしました。

ウェールズ追いつかれドロー
セルビア 1-1 ウェールズ

 ウェールズは前半35分、PKを得ると、キッカーのラムジーが相手GKの逆を突き、先生ゴールをあげました。
 1点リードで折り返した後半、セルビアの攻撃をなんとか防いでいましたが、後半28分、同点に追いつかれ、結局1-1の引き分けに終わりました。

グループD他試合の結果
モルドバ 2-2 グルジア(ジョージア)

 ヨーロッパ予選の第7節は8月31日~9月2日に行われます。

2017/06/11

W杯ヨーロッパ予選第6節6月10日の結果

北アイルランド土壇場で勝利

アゼルバイジャン 0-1 北アイルランド

 ホームでアゼルバイジャンに4-0と大勝した北アイルランドですが、アウェーでは最後まで手こずり、あわやスコアレスドローに終わるところでした。
 しかし後半、アディショナルタイムに相手PA内での競り合いから、最後はダラスが決めて、なんとか勝ち点3を得ました。

グループC他試合の結果
ドイツ 7-0 サンマリノ
ノルウェー 1-1 チェコ

スコットランド勝利目前で追い着かれる

スコットランド 2-2 イングランド

 試合は終始イングランドが圧倒していましたが、ホームのスコットランドは負けるわけにいきません。前半は両チームスコアレスでした。
 後半もスコットランドは攻められ放しですが、なんとか凌ぎます。しかし、後半25分、とうとうイングランドに先制を許してしまいました。
 1点リードのイングランドですが、全く手を緩めることがなくスコットランドに襲い掛かります。そんな中で修了間近の後半42分、グリフィスがFKを直接決め、追い着きます。
 そして後半45分、アディショナルタイムに入ろうとする時、またもやグリフィスがFKで得点し、スコットランドが逆転しました。
 ここで勝負あったかに見えたこの試合ですが、後半のアディショナルタイムに追い着かれてしまいました。あとは守るだけのスコットランドだったのですが・・・
 スコットランドとしては惜しくも勝利を逃し、勝ち点1を得るに留まりました。

グループF他試合の結果
スロベニア 2-0 マルタ
リトアニア 1-2 スロバキア

 明日はグループDでアイルランドがオーストリアと、ウェールズがセルビアと対戦します。

2017/06/09

ハングパーラメント

与党過半数獲得できず
英国総選挙

 ティリーザ・メイ首相がEU離脱を控えての解散に打って出た総選挙で、与党保守党は議席の過半数を獲得できず、前々回と同じ「宙吊り」状態になりました。また、野等第一党の労働党(LP)は党勢を回復してきています。前回初議席を得たショーヴィニスト(排他的民族主義者)集団の英国独立党(UKIP)は議席を失いました。(表)

 メイ首相は保守党を圧勝させ、EU離脱に向けた動きを加速させようとしていただけに、いわば、思惑が外れた形になりました。

 前回躍進したスコットランド国民党(SNP)はスコットランドでは第一党を保ったものの、サーモンド前党首、ロバートソン副党首が落選するなど大きく議席数を減らしました。保守党が健闘し、スコットランド独立の機運はやや後退したと言ってもよいでしょう。場合によってはスタージョン党首の責任が問われるかもしれません。現段階で、スタージョン党首は「スコットランドでは勝利した。」と言っています。

 ウェールズではEU離脱に反対するカムリ党(PC)が1議席伸ばし、潜在するウェールズ独立の動きを加速させる可能性があります。ただ、ウェールズではスコットランドほど独立機運が高まっているわけではなさそうです。

 北アイルランドでは民主統一党(DUP)とシン・フェイン(SF)が議席を二分する形になり、他には無所属が1議席を得ました。
 シン・フェインのゲリー・アダムス党首は、シン・フェインの議席が4から7に増えた結果を歓迎し、アイルランド政府に対し、EU離脱交渉に際し北アイルランドに特別な地位を確保するよう主張しています。英国のEU離脱は決まったことですが、シン・フェインは従前からEU離脱には否定的です。

 前々回保守党と連立を組んだ自由民主党(LDP)は前回に続き今回も連立することはないと言っていますので、第一党の保守党がどのような連立を組むのか注目されます。おそらくは政策が近く、EU離脱にも前向きな北アイルランドのDUP(10議席)と連立し、どうにか過半数を確保しようとすることが予想されます。(→実際にそうなるようです。)

表.英国総選挙各党獲得議席数
  before
2015 2015   2017
    
Con 307 331 318
Lab 258 232 262
SNP 6 56 35
LDP 57 8 12
DUP 8 8 10
SF 5 4 7
PC 3 3 4
GP 1 1 1
SDLP 3 3 0
UUP 0 2 0
UKIP 0 1 0
ALLN 1 0 0
OT 1 1 1

Con:保守党 / Conservatives

Lab:労働党 / Labour
SNP:スコットランド国民党 / Scottish National Party
LDP:自由民主党 / Liberal Democratic Party
DUP:民主統一党 / Democratic Unionist Party
SF:シン・フェイン / Sinn Féin
PC:カムリ(ウェールズ)党 / Plaid Cymru
GP:緑の党 / Green Party
SDLP:社会民主労働党 / Social Democratic & Labour Party
UUP:アルスター統一党 / Ulster Unionist Party
UKIP:英国独立党 / United Kingdom Independent Party
ALLN:同盟党 /  Alliance Party
OT:その他 / Others
太字は地域政党

 ここ当分目が離せない英国情勢です。

2017/05/22

安倍晋三よ、なぜ焦る?

改憲に掛ける思い

 内閣総理大臣安倍晋三は自民党の改憲案を年内に策定するよう指示したそうです。そうすぐに現実化するとは思えない憲法改正をなぜそれまでして急ぐのでしょう。自民党総裁の任期を延長し、総裁に居座るはずなのにです。

 以下は私の勝手な想像です。裏は取っていません。あくまでも想像です。

 1.安倍晋三は早晩総理を辞任するでしょう。
  1)森友学園、加計学園問題で窮地に追い込まれる。
    もしかすると法的には違反行為はないかもしれません。
    しかし、かなり深くこれらの問題に関与していた可能性があります。
  2)「関与していたら責任をとる」と大見栄を切っている。
  3)関連して"持病"が悪化する。

 2.従って、総裁任期延長は断念せざるをえません。

 3.そうなる前に"尊敬する"祖父から続く悲願である憲法改正を実現したい。

 等々と思うのは、安倍の立場に立てば理解できることです。

 総理辞任に関しては既に覚悟を決めたのではないでしょうか。1の1)、2)はどう考えても安倍が無関係とは言えないでしょう。

 頑張って、頑張って、辞任を年明けまで延ばすことで、その前に自民党の改憲案が作られます。

 どうでしょうか?考え過ぎ、言い過ぎでしょうか?

 それにしても全くコントロールの利かない与党自民党の姿は日本国民として恥ずかしい限りですし、それをまともに批判できない野党、特に民進党の体たらくも目に余ります。

2017/05/04

牙を剥いてきたぞ

ほら、やはり9条だ

 内閣総理大臣、安倍晋三は5月3日の憲法記念日に憲法改訂に言及しました。具体的には第9条に自衛隊条項を入れようというのです。目指すところは戦争放棄の放棄でであることは疑う余地がありません。
 ついでに、教育無償化まで憲法に盛り込むと言い出す始末です。
 憲法では教育を受ける権利を謳っていますから、無償化を言うのであれば、その下の法律レベルで十分でしょう。どのレベルまで無償化するかというのは、時代によって流動的かもしれませんし。

 憲法9条の廃棄を求める勢力は「野党」と言われる政党の中にもありますし、野党第1党の民進党の中にも自民党よりももっと激しく軍備を主張する議員もいます。日本維新の会や日本のこころなどは、公明党より、あるいは自民党内の一部の議員より、もっと忠実な「安倍の犬」です。(この言い方は犬に失礼ですが。)

 もちろん、憲法を変えていけないとはどこにも書いてありませんし、憲法には改正の手続きまで書いてあります。従って、必要に応じて憲法は変えればよいと思います。ただ、その場合、何をどう変えるかということを具体的に示さなければなりませんから、とにかく「憲法を変えよう」と言うのは本末転倒です。
 そして、そもそも、憲法の改正は国会が発議し、国民投票で決定するもので、そうた易くはありません。

 ただ、一方で、今議論されつつある共謀罪が成立すると、まさに第二の治安維持法となり、独裁国家の道を歩みかねません。

 ですから、改憲と共謀罪は表裏一体のものであると認識すべきです。

 権力者は、イデオロギーの如何にかかわらず、独裁者たろうとするものであることを私たちは肝に銘じておく必要があります。

 そして、安倍が敢えて憲法記念日に発言したことを極めて重く受け止めるべきだと思います。

2017/04/25

九州人だから?

辞任ではあるが・・・
民進党に批判する資格はあるか?

 相次ぐ不適切発言で、ようやく今村復興大臣が辞任の意向を示しました。本来は首相が罷免すべきなのでしょうが。

 一方、今村大臣を批判する野党の中にも与党時代にとんでもない人物を抱えていた政党があります。そう、松本龍を復興大臣に祭り上げた当時の民主党(現、民進党)です。
 宮城県知事が先に応接室で「お出迎え」しなかったのに腹を立てたのか、松本大臣のその後の言いっぷりは命令口調というか、恫喝そのものでした。
 民進党にはこんな人物がいたのですね。しかも当時の首相、野田佳彦はこういう人に大役を任せていましたし。今も似たような人がいるかもしれませんけどね。

 その松本大臣は会見で「私も九州の人間ですけん、ちょっと語気が荒かったり・・・」と言っていました。今回の今村大臣も九州人です。
 彼らが九州人の典型かどうかはわかりませんが、九州の方々はどうお思いでしょうか。

 それにしても、総理大臣の安倍晋三を始め、近年の政治家の発言の軽さは目に余ります。もっとも彼らを選んだのが私たちですから、責任は私たちにあるのでしょうが。

2017/04/08

どこまでアメリカに・・・

またもや愚行を

 米国は4月6日、シリアのアサド政権軍の空軍基地を攻撃したと発表しました。

 「アサド政権が化学兵器を使用した」というのが理由のようです。

 これに対して日本の総理大臣安倍晋三は米国政府の決意を「支持する」と語りました。

 もちろん、化学兵器の使用は許せないことです。
 しかし、アサド政権軍が化学兵器を使用したとする証拠はあるのでしょうか?

 思い出されるのは2003年に米国大領領ジョージ・ブッシュによって引き起こされたイラク戦争です。「イラクが大量破壊兵器を有する」という、ねつ造情報を根拠にしたものでした。当時の日本の首相、小泉純一郎は軽々とその行為を支持し、後に米国自身が過ちを認めたにもかかわらず、日本はいまだに反省すらしていません。

 今回の空爆と日本政府によるその支持が同じ轍を踏まない保証はありません。

 もしかすると、本当にシリア政府軍が化学兵器を使ったのかもしれません。だとすれば、きちんと根拠を示した上で行動すべきです。もちろん、空爆が唯一の「行動」ではありませんが。

 そうであったとしても、行動は今ではないでしょう。更に、日本政府は安易に「支持」を表明すべきではないでしょう。真に米国のことを思うなら、「ちょっと待て。」と言うべきではないでしょうか。

 せっかく反ISを巡って、ロ米関係がよい方向に向かおうとしていた時、また、米国では中米首脳会談が開かれている時です。

 軽率なトランプ。軽薄な安倍。

 明るい道筋が見えてきません。

 そもそも、第二次世界大戦以後、米国がアジアに介入してうまくいったことはありましたか?

2017/04/05

避難指示解除だが・・・

またぞろ飛び出す自己責任論


 去る3月31日と4月1日、2011年の東北大地震に伴う核発電所(いわゆる原子力発電所)事故のため避難指示が出されていた福島県の浪江町、川俣町、富岡町、飯館村の4町村で一部を除きその避難指示が解除されました。しかし、実際には多くの元住民の方たちが避難生活を続けたままです。

 これとともに、避難区域外から避難している世帯への支援が3月31日で打ち切られました。

 ここで必ずや言い出されるであろうと思っていたのが、「早く帰還しろよ。帰還せずに何か不都合がおこっても、帰還しないアンタが悪いんだよ。」という権力者による逃げの一言です。

 はからずも、昨日4月4日、国の責任を問われた今村雅弘復興大臣が言っちゃいました。「帰れないのは本人の責任。」と。しかも、こともあろうに「中傷誹謗しないでください!」と"逆切れ"する始末でした。
 記者会見のやりとりを視聴すれば、中傷誹謗したのは大臣自身ですが。

 そして、夕方は謝罪会見です。「感情的になりました。」と。

 まあ、本音 - 必ずしも今村大臣だけではなく権力者全体の ー 本音が出たということでしょうが、発言の中味もさることながら、「感情的になる」ような人は大臣にふさわしいとはとても言えません。どんな「感情的な」質問をされようともです。

 もっとも、内閣を統轄する総理大臣も十分感情的で軽薄な人間ですし、彼らを選んだのはほかならぬ私たち国民ですし、歯がゆい思いでいっぱいです。

 それにしても、これをまともに追及できない野党も情けないものです。

2017/03/31

今年初投稿

北国の灯は変わります

長い間投稿を中断していました。

明日から新年度(会計年度)です。新しい社会人が誕生します。

私がブログを書き始めたのは2007年2月4日ですから、10年が経過しました。

サッカーJ1のアルビレックス新潟から始まって、アイルランドスコットランドウェールズ、そして少しずつ守備範囲を広げていきました。

サッカー界では今季のJリーグが2月下旬に開幕し、アルビレックス新潟は昨年同様苦しい戦いを強いられています。

ワールドカップ2018ロシア大会のヨーロッパ予選はちょうど折り返しの5節を終え、グループDでアイルランドとセルビアが無敗で激しい首位争いを演じています。同グループのウェールズも負けなしですが、勝利が1試合だけということで3位に留まっています。

スコットランドはグループFの4位で上はイングランド、スロバキア、スロベニアと強豪が揃っていて苦しい展開です。

北アイルランドはグループCで3勝1分1敗の2位ですが、その1敗は昨年10月の大3節で首位のドイツに対してのものです。今年10月のホームでの雪辱を期待したいと思います。

そんなこんなでまた続けようと思っていたのですが、このままではマンネリ化が避けられません。そこで思い切りハンドルを切り、もっと社会に目を向けることにしました。

これまでもそう言ってきたのですが、今一つ踏み込みが足りませんでした。

今年は変わります。サッカーは少しだけにし、世界、日本を見つめます。

ただ、アルビレックス新潟のサポーターであり、アイルランド、スコットランドに対する思いは変わりません。