2011/02/27

アイルランド政権交代確実に

フィナ・ゲール躍進 共和党凋落

アイルランド議会総選挙の開票は現在進行中ですが、これまでに約80%の議席が決まりました。
選挙前78議席であった共和党(Fianna Fáil=FF)は20議席を切るかもしれないほどの大凋落で、同党と連立政権を組んでいた緑の党(Green Party=GP)は議席をなくする可能性もあります。
逆に躍進したのはフィナ・ゲール(Fine Gael=FG)(日本では時折アイルランド統一党などとも呼ばれますがこれは意味不明です。)で、第一党になることは確実です。しかし過半数を獲得することは難しく、労働党(Labour Party=LP))などと連立を組むことになり、新政権は中道左派寄りになると思われます。
アダムス(Gerry Adams)党首も当選したシン・フェイン(Sinn Féin=SF)も議席を伸ばす見込みです。

最終結果は日本時間2月28日になる見込みで、もう少し待ちたいと思います。 

2月28日追記:
日本時間28日正午現在、166議席のうち154議席が決まり、FGが70(←51)議席、LPが36(←20)議席、SFが13(←4)議席と議席数を伸ばしています。残りは3選挙区の12議席ですが、このうち5議席ともまだ決まっていないウィックロー(Wicklow)選挙区ではFFが1議席も取れない可能性があり、合計でもFFは20議席がやっとであろうと思われます。元来相容れないFFと連立を組み大失敗したGP0議席の可能性が大きくなり、国民の目の鋭さをうかがわせます。
最終結果は今日の日本時間夕方ないし明日になりそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿