2013/09/13

やはり言葉は軽いのか?

権力者はいつもこんなもの?

前の政権では時の総理大臣のとんでもない発言が世間を騒がせました。こんなことあんなことです。
先の国際オリンピック委員会における安倍首相の発言も負けず劣らずでした。
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国際オリンピック委員会(IOC)は9月7日、2020年オリンピックの開催都市を選定し、東京に決定しました。
この日は立候補しているマドリッド、東京、イスタンブールの順に招致のプレゼンテーションを行いました。

国民の圧倒的な支持を後ろ盾にするマドリッド、イスラム圏初のオリンピックを目指すイスタンブールの前に東京の「売り」は「安全、安心」ですが、決定的な理念に欠け、日本国民としても「何故東京で?」という疑問を払拭できないでいました。

プレゼンテーションでも具体的な主張に欠けていました。
スポーツの素晴らしさを強調しても、それは委員にとっては当然至極のことで、東京を主張する何の根拠にもなりません。

と思っていたところ、首相の原発に関する発言に委員が納得したというのです。
「原発事故後の安全性を技術的な根拠をもって具体的に説明してほしい」という質問に対しての安倍首相の回答は「状況はコントロール下にある」と言うのです。
普通の感覚を持った日本人なら自分の耳を疑ったのではないでしょうか。シラーッとしたのではないでしょうか。
それに委員が「本当に」納得したというなら、はっきり言ってIOC委員の知的レベルが疑われます。
現に、東京電力自信が「コントロールされていない」と言っているではありませんか。官房長官がどう弁明しようと欺瞞を覆い隠すことはできません。

また、猪瀬東京都知事の「首都高速道は順調に・・・」に至ってはお笑いでしかありません。
「Congratulationと言われたからよかったんじゃないですか。」も同様です。

私はオリンピックを否定するわけではありませんし、スポーツの祭典として楽しみにしています。ただ、今の日本で今後7年、オリンピックを中心に据えた政治が行われるのかと思うと疑問を持たざるを得ません。
更に、首相、都知事の幼稚な発言には日本人として恥ずかしい限りです。

日本では原発問題だけでなく、経済、外交と問題山積です。まずはそちらの解決が優先でしょう。
IOCで日本をアピールした選手や民間人はそれなりに一生懸命だったでしょうし、まじめでした。

そんなまじめな人たちを尻目に一方で財界がほくそ笑んでいるのも事実です。

スポーツを心から楽しもうとする人と財界/経済界のそんな姿を一緒にしたくありません。

政治は結果論でしか評価されませんので、オリンピック誘致が日本にとってどうであったかということはオリンピックが終わってみなければわかりません。

しかし私は現時点で、でもねぇ・・・と思うのです。

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