2011/03/27

国際親善試合3月27日の結果

スコットランド完敗
王者ブラジルと親善試合

ブラジル 2-0 スコットランド

ヨーロッパのあちこちでユーロ2012のグループ予選が行われた週末、試合のないスコットランドはイングランドのエミレイツスタジアム(Emirates Stadium)(ロンドン)でブラジルと親善試合を行いました。ロンドンはブラジルにとってもアウェーですが、精神的にはよりアウェーであるスコットランドがアウェー扱いで王者ブラジルに挑みます。
観客席は黄色も目立ちますが、圧倒的多数は地理的ホームのスコットランドサポーターで、スコットランドコールや"Flower Of Scotland"が鳴り響きます。

スコットランドの先発GKはマクレガー(Allan McGregor)、FWはミラー(Kenny Miller)のワントップで4-5-1のシステムです。

序盤はブラジルがチャンスを作りますが、スコットランドは体を張ってよく守り、ブラジルの再三の決定的チャンスはGKマクレガーやDF陣、そてクロスバーが何とか阻止します。

その後スコットランドは防戦一方で、相手陣営へボールを運んでもパスがつながらず、前半42分、ネイマールに先制ゴールを許してしまいます。ブラジル 1-0 スコットランド

アディショナルタイム3分も消化し、スコットランドは1点のビハインドで後半につなぎます。

後半、両チームとも選手交代はありません。

スコットランドは前半より積極的に攻めますがなかなか相手の守備を崩せません。

後半12分、スコットランド最初の交代です。MFマカーサー(James McArthur)を下げ、バナン(Barry Bannan)を投入します。
そして後半20分、スコットランドはFKを得たところでDFウィテイカー(Steven Whittaker)に代えてMFコモンズ(Kris Commons)を投入します。このFKをスコットランドは生かすことができません。
更に後半28分、DFベラ(Christophe Berra)を下げウィルソン(Daniel Wilson)の投入です。

後半32分、ブラジルのネイマールがスコットランドPA内で倒されPKを与えてしまいます。蹴るのは倒されたネイマール。これを決められ、スコットランドは突き放されます。ブラジル 2-0 スコットランド

ブラジルはその後も容赦なく攻め、スコットランドはなんとかCKやスロー・インに逃れます。

スコットランドは後半34分、MFアダム(Charlie Adam)に代えてFWスノッドグラス(Robert Snodgrass)を、後半40分にはミラーを下げ、FWマケイル-スミス(Craig Mackail-Smith)を入れてきましたが、得点に結びつきません。

そして後半アディショナルタイム、モリソン(James Morrison)に代えカウィー(Don Cowie)を投入しますが、これも奏功せず、結局スコットランドが完封負けを喫しました。

それにしても、身体的にも技術的にもブラジルとスコットランドの差は歴然とし、内容は得点以上に差があったといえます。

スコットランドとしては、この試合で足りないところがはっきり見えていましたから、6月のユーロ予選再開に向けてしっかり調整してほしいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿