2011/11/16

天皇杯3回戦 松本山雅戦

JFLに屈する
新潟、松本山雅に完封負け

第91回天皇杯3回戦、アルビレックス新潟×松本山雅FCは11月16日、東北電力ビッグスワンスタジアムで行われました。平日のゲームとあって入場者数4800名というのはサポーターの詰める両サイドスタンドを除くと必ずしも多い入場者ではありませんでしたが、松本サポーターは新潟サポーターに負けず劣らず元気でした。
メインスタンドにはNHKのカメラがドーンと構え、松本山雅の「ジャイアントキリング」を虎視眈々と狙っているようでもありました。

2回戦でJ2横浜FCを下し意気上がる松本は序盤から全力で攻撃を仕掛け新潟ゴールが脅かされます。そして前半5分、CKから新潟は1点を失ってしまいました。新潟 0-1 松本

その後、新潟もパスをつなげ相手陣営へ攻め込みますが松本は厳しいプレッシャーをかけ、攻撃を寸断します。新潟は思うように動けません。

新潟は破れかぶれとも思えるミドルシュートを打ったり、サイドをうまく代えたりと攻撃の手を緩めませんが、なかなか奏功しません。左SB酒井高徳からのサイドから裏を取るパスもつながりません。チョ・ヨンチョルが中央に切り込む場面も少なく、いつも見られる試合展開と異なり、新潟のバタバタ振りが目立ちます。
結局新潟は1点ビハインドで折り返しました。

後半、新潟は田中亜土夢を下げ、川又堅碁を入れ、ミシェウを1列下げます。ただ、試合を見ているとこの采配はいかがなものかという気がしました。亜土夢がいないとFK、CKは誰が担うのでしょう?

とにかく、新潟は次々に波状攻撃を仕掛けますが、松本の選手はあっという間にゴール前に詰め、得点を許しません。堅碁からは全くゴールの臭いがしません。
激しい雨の中、新潟は思うような攻撃ができず、アンデルソンの投入、菊地直哉を入れて鈴木大輔を前線に加えるパワー攻撃もうまく機能しません。

結局、松本の気迫に押される形で新潟は3回戦で姿を消すことになりました。
試合後のゴール裏からブーイングとともに「松本山雅」コールが起こったのは自然発生的でした。ふがいない新潟でしたが、松本のプレーはやることがはっきりしていて、勝つべくして勝った試合でした。言い方を換えれば、新潟は必然的に敗れました。

今週土曜日にはリーグ戦、ホームに優勝を目指すガンバ大阪を迎えます。新潟としても一刻も早く残留を決めたいところです。今日の敗戦を引きずらず勝利してもらいましょう。

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