ふるさとの歌[11-05]
メイヨーの小村ノックに突如現れた聖母マリア
それはアイルランドがジャガイモ大飢饉の惨状からまだ抜けきっていない1879年のことでした。
アイルランドのメイヨー州にノック(Knock)という小村があります。その教区の教会に1879年8月21日の夜、聖母マリアとヨゼフ、それに伝道者ヨハネの霊が現れたのです。雨が降り注いでいました。
その背後には祭壇もあり、祭壇には子羊が乗っていました。そしてその上には天使(エンジェル)たちが舞っていました。それらの霊は約2時間そこに留まり、雨の中で5歳から75歳の老若男女15人が見届けていたと言われます。
住民が目にしたのは実際、何であったのかは謎ですが、種々の調査の結果、この現象のおこったのは事実であったと認められ、この教会はその後聖マリア寺院(St.Mary's Shrine)として認知されました。
1979年にはこの出来事から100周年を記念し、当時のローマ法皇ヨハネ・パウロII世も訪れています。また、1993年にはマザー・テレサの訪問も受けました。
アイルランドのメイヨー州にノック(Knock)という小村があります。その教区の教会に1879年8月21日の夜、聖母マリアとヨゼフ、それに伝道者ヨハネの霊が現れたのです。雨が降り注いでいました。
その背後には祭壇もあり、祭壇には子羊が乗っていました。そしてその上には天使(エンジェル)たちが舞っていました。それらの霊は約2時間そこに留まり、雨の中で5歳から75歳の老若男女15人が見届けていたと言われます。
住民が目にしたのは実際、何であったのかは謎ですが、種々の調査の結果、この現象のおこったのは事実であったと認められ、この教会はその後聖マリア寺院(St.Mary's Shrine)として認知されました。
1979年にはこの出来事から100周年を記念し、当時のローマ法皇ヨハネ・パウロII世も訪れています。また、1993年にはマザー・テレサの訪問も受けました。
Philips' Modern School Atlas(UK)に加筆
そんな話をもとに、ノックの聖母(Our Lady Of Knock)という曲が書かれました。作者は大統領選挙に立候補したり、国会議員になったりと話題の多かったアイルランドのシンガー/ソングライター、ローズマリー・スカロン(Rosemary Scallon)(Dana=ダーナ)です。
歌詞は難しくありませんが、カトリックやキリスト教に馴染みのない方のために少しだけ註をつけておきます。(私もキリスト教徒でなく、ましてやカトリック教徒でもありませんが。)
There were people of all ages
Gathered 'round the gable wall
Poor and humble men and women,
Little children that you* called *you:聖母マリア
We are gathered here before you*, *you:上に同じ
And our hearts are just the same
Filled with joy at such a vision,
As we praise your* name *your:上記youの所有格
--Refrain--
Golden Rose*, Queen of Ireland, *Golden Rose:カトリックの象徴としての飾り
All my cares and troubles cease
As we kneel with love before you,
Lady of Knock, my Queen of Peace* *Queen of Peace:Our Lady of Peaceと同義
Though your message was unspoken,
Still the truth in silence lies* *The truth lies still in silence(倒置)
So I gaze upon your vision,
And the truth I try to find* *I try to fiind the truth (倒置)
Here I stand with John* the teacher, *John:ヨハネ
And with Joseph* at your side *Joseph:ヨゼフ
And I see the Lamb of God*, *Lamb of God:神の子羊=イエス・キリスト
On the Altar glorified
--Refrain--
And the Lamb* will conquer *Lamb:Lamb of God~上記
And the woman* clothed in the sun *the woman:聖母マリア
Will shine Her light on everyone
And the Lamb will conquer
And the woman clothed in the sun,
Will shine Her light on everyone
--Refrain--
概念図
切り妻壁に映るヨゼフ(Joseph)、聖母マリア(Lady of Knock)、伝道師ヨハネ(John)、祭壇(Altar)とその上の神の子羊(Lamb of God)、見つめる村の人々(People of all ages, poor and humble men and women, little children)、祭壇の周囲に舞う天使(Angels)
スカロン自身だけでなく、フランク・パターソン(Frank Patterson)も歌っていますし、最近ではダニエル・オドンネル(Daniel O'Donnell)やスコットランドのスザン・ドイル(Suzan Doyle)さんも歌っています。YouTubeからはアイルランドのゴスペル/カントリー歌手、ジェームズ・キルベイン(James Patrick Kilbane)の歌をお聴きください。
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