2011/05/28

J1第13節 アウェー 浦和戦

新潟、追いつき連敗脱出

サッカーJ1第13節、浦和レッドダイヤモンズ×アルビレックス新潟は5月28日、雨天の埼玉スタジアム2002で行われました。
新潟はこのスタジアムを鬼門のひとつとしています。連敗脱出のためにも是が非でも勝ち点がほしい試合です。一方の浦和もホームでありながらこのスタジアムで引き分け試合が続いていて、どうしても勝利が欲しいところです。

新潟は昨日A代表に選ばれたGK東口順昭、U-22代表にノミネートされたDF鈴木大輔酒井高徳がいずれも先発です。ただし、高徳は本来の左SBではなく、右SBに起用されました。

ゲームは序盤、完全に浦和のペースですが、浦和もこれまでになく連携が悪く、マルシオ・リシャルデスにパスがつながらず、本来エースアタッカーであるはずのエジミウソンも孤立する場面が目立ちます。

しかし、前半22分、浦和が得たFKをそのマルシオ・リシャルデスが蹴ると新潟ゴール前の混戦地帯へ飛び込み、わずかだけ浮き出した頭に当てたエジミウソンにゴールされてしまいました。浦和 1-0 新潟
エジミウソンは何と、これが今季初ゴールです。

その後、新潟も攻めますがなかなかゴールを奪えません。

前半41分、こぼれ玉を拾った浦和の柏木が絶妙のシュートを見せますが、そこに立ちはだかった高徳がクリア。高徳はDFとしての存在感を示します。

前半は新潟が1点リードされ折り返しました。

後半9分、完全フリーの新潟、ブルーノロペスが強烈なシュートを放ちますが、これはクロスバーに跳ね返されてしまいました。ここは入れてほしかった場面です。

しかし後半25分でした。石川のもらったファールからFKを得た新潟は藤田が蹴ると、これを相手GKがクリア。しかしそこに石川が飛び込み、折り返しのセンタリングをすると、それを大輔が右足で流し込みGOOOAL!! 新潟同点! 浦和 1-1 新潟

その後も浦和のチームワークの乱れを突いて新潟は攻めますがゴールに結びつきません。結局試合は1-1の引き分けでしたが、新潟としては追いついての引き分けで、今後につながる勝ち点1だったと思います。

それにしても心配なのは浦和です。
チーム状態ではなく、この日の入場者数です。
新潟戦でわずか25,272人です。場内アナウンスでは「多数のご来場」でしょうが、クラブとしてもスタジアムとしても内心おだやかでないはずです。
これが昨今の社会情勢によるものなのか、サッカー自体の問題なのか、さてまた浦和がサポーターの期待に応えていないせいなのか。
いずれにしても、リーグ屈指のサポーター数を誇る浦和×新潟の試合でこのようだと先が思いやられます。

新潟はこの日、とにかく引き分け、連敗を2でストップさせました。
また、大輔高徳といったU-22代表が十分存在を示してくれました。6月1日の親善試合等を経て6月19日のオリンピックアジア予選クウェート戦にも呼ばれると思います。
十分な活躍を期待しましょう。

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