残留争い脱出か?
サッカーJ1第29節 川崎フロンターレ×アルビレックス新潟は10月16日、等々力陸上競技場で行われました。
前日、大宮アルディージャが浦和レッドダイヤモンズに勝利したため、新潟は14位、しかも前日15位に浮上したヴァンフォーレ甲府との勝ち点差はわずか2で、試合前の時点で残留争いの真っ直中です。
入場者数は約17000人で、狭いアウェーゴール裏には新潟はもちろん、関東各地からのサポーターが結集しました。
この日のコートは前半、新潟がアウェーゴール裏に向かって攻め、後半に反対に攻めるという、通常とは逆のコート配分でした。気温29℃という「暑さ」でしたが少々強い風も吹いていました。
新潟のGKは武田。2トップはミシェウとブルーノロペスです。
新潟は調子が上がってきているとはいえ、等々力ではJ1に昇格してから一度も勝ったことがありません。それは丁度川崎がスワンで一度も勝ったことがないことのミラーとも言えます。
その新潟、序盤からしっかりパスをつなぎ川崎陣内に迫ります。川崎もホームでの勝ち点3を狙い積極的に攻め、両チームとも見応えのある攻守の切り替えを見せていました。
川崎は再三再四CKのチャンスを得ますが、新潟はそれらをしっかり防ぎ、得点させません。
前半のアディショナルタイムでした。左サイドを切り込んだチョ・ヨンチョルがPA内で巧みにパスを出すと、それを受けたミシェウが倒されPKのチャンスを得ます。蹴るのは倒されたミシェウ。
しかし、このシュートは相手GKにコースを読まれブロックされてしまいました。
新潟、大きなチャンスを逃し、0-0で折り返します。
後半になると川崎も前半に増して攻め込んできました。しかし、その分だけ中盤が空く場面が出てきます。
その後半14分でした。新潟陣内でボールをキープしたミシェウがドリブル突破し、最後のパスをブルーノロペスに出すと、ブルーノロペスが右足で蹴ったボールはゴール右上へ突き刺さり GOOOAL!! 新潟先制! 川崎 0-1 新潟
新潟の見事なカウンターでした。
更に後半25分、新潟ゴールの前で田中亜土夢がクリアしたボールをミシェウがトラップし、そのまま相手陣営へ走り込みます。川崎の中盤は新潟ゴール前にたむろしていて(笑)ミシェウに追いつけません。最後はPA内へ走り込んできたブルーノロペスへグラウンダーのパスを出すと、ブロックに入った相手DFより先にブルーノロペスが押し込み GOOOAL!! 新潟突き放す! 川崎 0-2 新潟
こうなると川崎は点を取るしかありません。一方、新潟は後半35分にボランチの菊地がこの日2枚目のイェローカードを呈示され退場になります。
そんな中の後半、アディショナルタイム寸前の44分には1点を返されてしまいます。 川崎 1-2 新潟
なおも川崎の猛攻が続き、新潟は何度となくピンチに陥りますが、その度にしっかり守り抜き、アディショナルタイム4分(実質5分以上)を耐え抜き勝利を手にしました。
これで新潟は勝ち点35となり、勝ち点では14位の大宮と並びますが得失点差で13位になりました。
とは言え、まだまだ残留争いは続きます。次節は今季開幕戦で対戦したアビスパ福岡をホームに迎えます。降格候補筆頭のチームが相手とは言え気を抜くことなく、しっかり勝ち点3を積み上げてほしいものです。
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